HONOREES

THE D SoraKi

ダンサー

世界中の観客を魅了する圧倒的表現力

2003年、湘南生まれ。独特な感覚で音をとらえて表現をするダンスは音楽性が高く、初めてダンスを観るオーディエンスも引き込む不思議な魅力をもつ。4歳からストリートダンスの経験を積み、小学4年生から振り付けやバトルなどで活躍するダンサーのYOSHIEに師事。昨年12月に南アフリカで行われた世界大会「RedBull Dance Your Style World Final 2022」で日本人初優勝。

新しい学校のリーダーズ

ダンスヴォーカルパフォーマンスユニット

世界が注目する唯一無二の4人組

個性と自由ではみ出す、MIZYU、RIN、SUZUKA 、KANON（21〜24歳）の4人組。自称“青春日本代表”。パワフルなダンスを武器に、全曲メンバー振り付けで構成されたライブが、「おでんの中の大根より熱い」と支持され、アジアのカルチャーを世界に発信するレーベル88risingより2021年に世界デビュー。SNS総フォロワー数は1,400万人超。23年10月に開催される初アリーナ公演は完売している。

アイナ・ジ・エンド

アーティスト / 表現者

高い表現力で生み出す独自の世界観

天性のハスキーボイスと表現力で高く評価される。2022年、日本 初上演のブロードウェイミュージカル「ジャニス」で主役を務めた。TVアニメ『 機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2 EDテーマに「Red:birthmark」が決定し、 最終回挿入歌「宝石の日々」を書き下ろした。10月全国公開の音楽映画『キリエのうた』では初の主演に抜てきされ、主題歌を歌唱するほか、劇中曲を書き下ろした。

松丸 契

サックス奏者 / 作曲家

未知の音楽を生むサクソフォニスト

1995年生まれ、パプアニューギニア出身。米音大卒業後、2018年から東京近辺を中心に活動中。石若駿、石橋英子、ジム・オルーク、 大友良英、岡田拓郎、Dos Monos、betcover!!などと共演する一方、ソロのライブや制作を通して作曲や即興の可能性を探求。最新作『The Moon, Its Recollections Abstracted』が多方面で高く評価される。23年10月公開の映画『白鍵と黒鍵の間に』には、役者として出演する。

XG

アーティスト

今最も「アツい」ガールズグループ

JURIN、CHISA、HINATA、HARVEY、JURIA、MAYA、COCONAからなる7人組HIPHOP / R&Bガールズグループ。韓国を拠点に活動する。2022年3月にグローバルエンタテイメントプロダクション「XGALX」から1st Single「Tippy Toes」でデビュー。23年9月には1stミニアルバム「NEW DNA」をリリース予定。「Head In The Clouds」NY／LAなどの大型フェスでのパフォーマンスには世界から注目が集まった。

Kroi

ミュージシャン

世界に革命もたらす５人組バンド

R&B / ファンク / ソウル / ロック / ヒップホップなど、あらゆる音楽ジャンルからの影響を昇華したミクスチャーな音楽性でJ-POP界に新しい風を吹かす。2018年2月に結成し、同年10月に1st Single「Suck a Lemmon」でデビュー。21年6月には1st Album『LENS』でメジャーデビュー。音楽活動だけでなく、ファッションモデルやデザイン、楽曲プロデュースなど、メンバーそれぞれが多様な活動を展開している。

RIO

ウクレレ奏者

「奇跡の調和」を奏でるウクレレ奏者

2001年生まれ。世界を舞台に活躍し、アポロシアターなど由緒あるコンテストで1位を獲得。ダイナースクラブ主催のジャズコンテストでは13歳で最年少受賞を果たし、ブルーノート東京に称賛される。ハワイでは数々のアルバムに参加し、ハワイのグラミー賞と称されるナ・ホク・ハノハノ・アワード受賞。近年では、ジャズピアニスト小曽根真との共演も話題となり、21年にアルバム『RIO』を発表。

Tohji

ラッパー

海外メディアも注目の“アイコン”　

1996年、ロンドン生まれ。ハードとメロウを併せ持つ奔放な音楽性で同世代から熱狂的な支持を集める。gummyboy、Yaona Sui、eternalusaらとともに結成したクルー「Mall Boyz」としても活動する。米音楽メディア「The FADER」やベルリンのファッションマガジン「032c」でも特集が組まれるなど、国境やジャンルの垣根を超えて“同世代のアイコン”としても注目の存在。23年9月にはZeppワンマンツアーも開催。

LEX

ヒップホップ・アーティスト

ユース世代から熱狂的な支持を集める

2002年生まれ。天性のメロウボイスと、攻撃的な楽曲とのギャップ、感情むき出しのリリックがユース世代を中心に人気。19年に16歳でデビュー。21年にはBAD HOPやJP THE WAVYらの作品に客演参加し、ロンドンのBEXEYとのコラボEP『LEXBEX』、横浜のOnly U、Yung sticky womとのコラボEP『COSMO WORLD』を発表するなど、勢いは加速。23年1月に5枚目のアルバム『King Of Everything』を発表。

ちゃんみな

ラッパー / シンガー

共感と憧れを生む新世代ラッパー

人種差別やルッキズムの“痛み”をリリックに込めて、既存の枠にとらわれない価値観を発信するラッパー。作詞、作曲のみならず、トラック制作、ダンスの振り付けなどすべてセルフ・プロデュースで行う。2017年、高校在学中に「FXXKER」でメジャー・デビューし、20年には韓国での活動もスタート。23年8月には池井戸潤原作ドラマ『ハヤブサ消防団』主題歌の「命日」をリリースした。

市川 染五郎

歌舞伎役者

次の歌舞伎界を背負う新世代スター

2005年3月生まれ。十代目松本幸四郎の長男。祖父は二代目松本白鸚。09年6月四代目松本金太郎を名乗り初舞台。18年1月歌舞伎座高麗屋三代襲名披露興行「勧進帳」源義経ほかで八代目市川染五郎を襲名。22年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では源義高、23年は映画『レジェンド＆バタフライ』で森蘭丸を演じて話題に。アニメ映画の声優やVaundyのMVにも出演するなど多分野で活躍。

春ねむり

シンガーソングライター / ポエトリーラッパー / プロデューサー

日本に先駆けて海外で発見された才能

「これが新世代のジェイポップ、こころはロックンロール」。1995年生まれ、横浜出身。自身で全楽曲の作詞・作曲・編曲を担当する。2018年、1stフルアルバム『春と修羅』をリリース。翌年ヨーロッパの巨大フェス「Primavera Sound」に出演し、6カ国15公演のヨーロッパツアーを開催。22年、2ndフルアルバム『春火燎原』を発表し、米メディア「Pitchfork」でも高得点を獲得。23年、北米、UK、アジアツアーを開催。

imase

アーティスト

TikTok発、瞬く間に世界中でバイラル中

ティーンから絶大な人気を得るアーティスト。音楽活動開始わずか1年でTikTokで楽曲をバイラルさせ、2021年12月にメジャーデビュー。22年にはCM主題歌やドラマタイアップにも抜てきされた。同年リリースの「NIGHT DANCER」は韓国配信サイト“Melon”でJ-POP初のTOP20入り、SpotifyバイラルチャートTOP50にも31カ国ランクインした。23年3月に初の有観客ライブを実施。今秋には初のツアーも開催予定。

角野 隼斗

ピアニスト

“変幻自在のピアノ”で観客を魅了　

1995年生まれ。クラシックで培った技術とアレンジ、即興技術を融合した独自のスタイルで話題を集めるピアニスト。2018年、東京大学大学院情報理工学系研究科在学中にピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリを受賞し、本格的に音楽の道へ進んだ。21年、第18回ショパン国際ピアノコンクールでセミファイナリスト。"Cateen（かてぃん）"名義で活動するYouTubeチャンネルは登録者数125万人を超える。

蓮見 翔

「ダウ90000」主宰

縦横無尽に創作するエンターテイナー

コントや演劇、ドラマの脚本・演出を手がける。2020年に男女8人組「ダウ90000」を結成し、翌年「M-1グランプリ2021」の準々決勝に進出。第2回演劇公演「旅館じゃないんだからさ」では、岸田國士戯曲賞の最終ノミネートにも残った。ABCお笑いグランプリでは22年から2年連続決勝進出。JFN系列「AuDee CONNECT」で水曜日のレギュラーパーソナリティ。初のレギュラー番組「週刊ダウ通信」（テレビ朝日）が放送中。

大森 時生

テレビプロデューサー（テレビ東京）

テレビを超えて話題を生む“奇才”

一橋大学卒業後、2019年にテレビ東京ホールディングスへ入社。2021年放送の「Aマッソのがんばれ奥様ッソ！」でプロデューサーを担当し話題に。「Raiken Nippon Hair」でテレビ東京若手映像グランプリ優勝。その後「島崎和歌子の悩みにカンパイ」「このテープもってないですか？」「SIX HACK」などを手がけた。23年にはAマッソのイベント「滑稽」でも企画・演出を務め、テレビを飛び出して挑戦を続けている。

反田 恭平

ピアニスト

クラシック革命に挑む天才ピアニスト

2021年、第18回ショパン国際ピアノコンクールで、日本人では半世紀ぶりの最高位第2位に入賞。16年のサントリーホール“完売”のデビュー・リサイタル以降、毎年リサイタルや国内外のオーケストラとのツアーを全国で行う。18年からは室内楽や自身が創設したJapan National Orchestraのプロデュースも手がける。21年にはオーケストラのための新会社を立ち上げた。指揮者としても23年12月にウィーンでデビューする。

鳥海 ひかり

ストーリーボード・スーパーバイザー

世界のアニメーション業界の「核」に

1995年、東京都生まれ。高校卒業後に渡米し、カリフォルニア芸術大学在学中にピクサー・アニメーション・スタジオのインターンシップを経験。2nd Unit アニメーターとして『リメンバー・ミー』に参加した。大学卒業後はグレン・キーン・スタジオ、トンコハウス（共にNetflix作品）でのアニメーション制作に参加。22年よりウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオでストーリーボード・スーパーバイザーを務める。

加藤 拓也

脚本家 / 演出家 / 監督

演劇、ドラマ、映画と多媒体で光る才能

1993年生まれ。17歳の時からラジオ、テレビ番組の構成作家を始める。18歳の時にイタリアへ渡り、映像演出を学ぶ。帰国後、シェアハウスのルームメイトの影響で演劇を始める。「劇団た組」を主宰。NHKドラマ「きれいのくに」で第10回市川森一脚本賞、「ザ・ウェルキン」「もはやしずか」の 2作品で第30回読売演劇大賞演出家賞部門の優秀賞を受賞。「ドードーが落下する」で第67回岸田國士戯曲賞受賞。

馬瓜 エブリン・ステファニー

バスケットボール選手

バスケ選手・起業家の新ロールモデル

両親はガーナ出身。姉・エブリンは2014年から現・アイシン、17年からトヨタ自動車アンテロープスに所属。21年、日本代表として東京五輪で銀メダルを獲得。23年シーズンからデンソーアイリスに移籍。起業家としても3社を設立している。妹・ステファニーは、2017年にトヨタ自動車アンテロープスに入団。21年には「3×3」で東京五輪に出場。2023年、女子最高峰リーグ「アメリカWNBA」、ニューヨーク・リバティへの挑戦を経て、スペインリーグ・エストゥディアンテスに移籍。バスケットボール日本代表。姉エブリンと日本初となる選手主体の「3×3」大会の企画・運営も行う。

雨無 麻友子

映画プロデューサー / スタジオねこ代表取締役

映画製作を司る若きリーダー

映像制作会社を経て、2020年にスタジオねこを立ち上げ。同年、本広克行監督映画『ビューティフルドリーマー』が公開、多くの映画・ドラマ作品を手がける。近年の作品としてNetflix「トークサバイバー！」、テレビ東京ドラマ「量産型リコ」、映画『ジャパニーズスタイル』など。新しいマネタイズ方法の模索や制作・宣伝様式のアップデート、労働環境の改善にも力を入れ、業界全体の底上げにも挑んでいる。

Spikey John

映像作家

音楽シーンをけん引する映像作家

1996年生まれ、岡山県出身。SNSを通じてさまざまなアーティストと出会い、10代のころからMusic Video（MV）を制作。2017年に撮影した「Cho Wavy De Gomenne Remix feat. SALU」で脚光を浴び、一躍人気監督に。圧倒的な映像美と楽曲の内面に寄り添った演出は、藤井風、BUMP OF CHICKEN、Snow Manなどからも定評があり、アンダーグラウンドからメジャーアーティストまでが絶大な信頼を寄せる。

髙尾 航大

プロデューサー

リアルとバーチャルの垣根を超える

1995年生まれ。在学時に数値流体力学の研究を行うかたわら、VFXスタジオやチームラボなどで映画やデジタルアートを制作。2019年にstuに参加。メタバースで開催されるバーチャルライブのプロデュースを得意とし、BE:FIRSTや数々のバーチャルタレントを担当。NHK紅白歌合戦、TWICEドームツアー、AKB48グループ上海ツアーのライブなど、大規模な制作のプロデュースからマネジメント・開発リードも担当。

TaiTan

ラッパー（Dos Monos）

領域を横断して創作するクリエイター

これまで3枚のアルバムリリースに加え、オードリー・タンや筒井康隆とのコラボ曲を制作するなど、領域を横断して活動。2023年には2年連続でヨーロッパツアーを成功させた。クリエイティブディレクターとしてもゼロ円の雑誌『magazineii』やテレビ東京停波帯ジャック番組「蓋」などを手がけ、22年にvolvoxを創業。Spotify独占配信中のPodcast「奇奇怪怪」やTBSラジオ「脳盗」ではパーソナリティも務める。

ラーズ・達治・ヌートバー

プロ野球選手（MLB「セントルイス・カージナルス」）

日本とアメリカの期待を背負う「侍」

1997年生まれ。アメリカ人の父と日本人の母をもつ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身の日系アメリカ人。2021年6月にメジャーリーグデビューを果たし、現在はセントルイス・カージナルス所属。23年のWBCで初の日系選手として日本代表メンバーに選出され、3大会ぶりの世界一に貢献した外野手。プレイでの活躍だけでなくチームのムードメーカーとしても知名度を上げ、一躍人気選手となった。

小田 凱人

プロ車いすテニス選手

車いすテニス界のトッププレイヤー

2006年生まれの17歳。23年6月の全仏オープンで、グランドスラム史上最年少優勝＆最年少世界ランキング1位を同時に達成し、7月の全英オープンも大会史上最年少で制してグランドスラム2連勝となった。9歳のときに骨肉腫になり車いす生活に。10歳から車いすテニスを始めると、「世界Jr.マスターズ」で単複優勝、世界Jr.ランキング1位など、数々の偉業を最年少で達成。その才能はとどまるところを知らない。

田中 希実

陸上競技選手

日本陸上界を代表する中長距離選手

1999年生まれ。現在、女子1000m/ 1500m/3000mの日本記録を保持する。中学高校時代から、駅伝、1500m、3000mで活躍。2021年の東京五輪では日本人で初めて女子1500m決勝に進出し、8位入賞。22年の世界陸上では800m、1500m、5000mの3種目に出場。同年9月にニューヨークのマイルロードレース 5thアベニューマイルに初出場し、女性の部5位。23年には日本選手権女子1500m、5000mで優勝した。

青木 大和

EXx CEO / パラアルペンスキー選手

脊髄損傷を経て起業家兼スキーヤーへ

1994年生まれ。2012年にNPO法人を設立。16年に事故で脊髄損傷。リハビリと共に17年に起業し、20年にスピンアウトする形でEXxを創業した。移動の改革を軸とした自治体DXソリューションの開発を手がける。20年にパラリンピック出場を目指し、幼少期より打ち込んでいたアルペンスキーに復帰。22年の北京パラリンピックに日本代表選手として初出場。26年のミラノ・コルティナパラリンピックでのメダル獲得を目指す。

甲山翔也

REJECT代表取締役CEO

eスポーツのイメージと常識を覆す

1999年生まれ。中学生時から eスポーツ選手として活躍。eスポーツやゲーマーの悪いイメージを払拭することを志し、2018年に19歳でREJECTを創業。プロeスポーツチーム「REJECT」は、黎明期よりモバイルeスポーツを軸にFPSタイトルに多く参入し、累計獲得賞金額は日本一に成長。現在はチーム運営やタレントマネジメントの枠を超えたゲーミングブランドとして教育事業やD2C事業を展開中。

アオイヤマダ

アーティスト、表現者

「言葉を超越する身体表現」に挑む

2000年生まれ。15歳で上京し、90年代のクラブやアートシーンを起源とする東京のファッション界に影響を受ける。ダムタイプ「2020」に出演、東京オリンピック閉会式でソロパフォーマンスを披露。Netflixのドラマシリーズ『First Love 初恋』のほか、2023年公開予定のヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』、映画『唄う六人の女』に俳優として出演。

敷地 理

振付家、ダンサー

コンテンポラリーダンスを拡張する

ベルギーと日本を拠点に活動。自分を外側から見ることが不可能な中で、物質的に最も近い他者を通して自分の強い現実感を捉えることをテーマに制作を行う。主な作品発表に『bloomig dots』 ､『Hyper Ambient Club』(ロームシアター京都 /クリエイティブセンター大阪)など。主な受賞に「横浜ダンスコレクション2020」 若手振付家のための在日フランス大使館賞など。令和5年度ポーラ美術振興財団研修員。

下田 悠太

建築構造エンジニア

折り紙から「未来の建築」を構想

東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。専門は折り紙の幾何学と建築構造力学。生物観察や身のまわりの現象から着想し、幾何学と力学の知識を駆使して、未来の建築を構想する。Comme des Garçons Noir Kei Ninomiyaへのパターン提供など、建築の技術を用いた他分野とのコラボレーションも積極的に行う。受賞歴に「コロキウム構造形態の解析と創生2020」形態創生コンテスト 最優秀作品など。

米澤 柊

アーティスト、アニメーター

私たち魂（アニマ）が生きる形を問う

東京生まれ。現在のデジタルアニメーションにおけるキャラクターの身体性と現実空間の生き物が持っている精神的身体性と感情について、またそれらアニメーションが生きる空間の空気を制作している。主な個展に「ハッピーバース」(PARCO museum tokyo , 2023)、「名無しの肢体」(Tokyo arts and space本郷［OPEN SITE7］, 2022)「絶滅のアニマ」(小高製本工業跡地［惑星ザムザ］, 2022)、「劇場版：オバケのB′」(NTT ICC, 2022)、など。

布施 琳太郎

アーティスト

僕は「アーティスト」です。

1994年生まれ。iPhoneの発売以降の都市で可能な「新しい孤独」を、絵画や映像作品、ウェブサイトの制作、批評や詩などの執筆、展覧会企画などを通じて表現。アーティストや詩人、デザイナー、研究者、音楽家、批評家、匿名の人々などと共に実践している。主な個展に「新しい死体」（PARCO MUSEUM TOKYO、2022）、参加展示に「時を超えるイヴ・クラインの想像力」（金沢21世紀美術館、2022）など。

林 陸也

SUGARHILL Designer

リアリティにこだわった服作り

1995年生まれ。軍服や作業着など古典的なアイテムをモチーフに時代に合わせた素材や色を使い再構築したアイテムが特徴。素材選びも繊維商社を通さず、産地の工場に足を運び直接発注。デザインも自分が見たもの・触れたものから着想するというリアリティを追求したデザイナー。ブランド名はニューヨーク州立ファッション工科大学在学中に住んでいたNYのシュガーヒル地区から名付けた。

石毛 健太

アーティスト、エキシビジョンメーカー

“凡庸”な視点で公共空間を探求する

1994年、神奈川県生まれ。多摩美術大学卒業後、東京藝術大学大学院修了。主に自身が生まれ育ったニュータウンや産業文化やインフラストラクチャー、公共空間、その中における自然について関心がある。最近寝苦しくて悪夢をよく見る。参加するプロジェクトにUrban Research Group、SCAN THE WORLD、インストールメンツがある。主な個展に『アイオーン』(2020,BIYONG POINT)、主な企画に『WHITEHOTEL』(2022,WHITEHOUSE)など。

中島 りか

美術作家

この世代で“最も政治的”な美術作家

ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツで現代美術を学び、学生時から発表や企画を行う。インスタレーションやパフォーマンス等、その場の特性を活かした制作手法をとる。限界性・中間性の概念をキーワードに、作品は公／私、生／死といった対立の非二元論的な関係が立ち上がる空間を模索する。2022年より、身体性のありようを探究するプロジェクトスペース「脱衣所-(a) place to be naked」を始動。

筒 tsu-tsu

ドキュメンタリアクター

実在の人を演じ、身体で記憶する俳優

実在の人物への取材・ダイアログの執筆・演じる、という一連のプロセスを他者が自身の身体に書き刻まれる現象と定義し、実践している。2022年から、山梨県河口湖にて12名のメンバーとともにアーティスト・ラン・レジデンス「6okken」を立ち上げ、運営を行う。近年の活動に「Backflow to the junction」（ニューヨーク市, 2019〜）「全体の奉仕者」（ANB Tokyoほか、2022）「地上」（十和田市現代美術館、2023）など

サンティアゴ フェルナンデス

「MAZ」ヘッドシェフ

南米の食文化の哲学を東京から世界へ

1995年、ベネズエラ生まれ。スペイン・バスクの料理専門大学Basque Culinary CenterでGastronomy and Culinary Artsの学位を取得。在学中からペルーの食文化に興味を持ち、「セントラル」のオーナーシェフ、シェフヴィルヒリオ・マルティネスのもと研究を行う。卒業後チームに加わり、世界各地で開催される美食イベントに参加し、ヴィルヒリオの右腕として活躍。その後、同店ヘッドシェフに。2022年7月より東京「MAZ」のヘッドシェフ。

松丸 亮吾

謎解きクリエイター、RIDDLER代表取締役

「考えること」を楽しめる社会へ

1995年、千葉県生まれ。東京大学謎解き制作集団の2代目代表として「謎解き」ブームを起こす。2019年、RIDDLER株式会社を設立、代表に就任。監修書籍に『東大ナゾトレ』シリーズ（扶桑社）ほか多数。

花形 槙

アーティスト

人間-非人間の境界についての実践

1995年、東京都生まれ、京都府在住。テクノロジカルに加速する資本主義社会において変容する、自-他の境界、人間-非人間の境界への関心のもと、「私」でなくなっていく、「人間」でなくなっていく肉体についての実践を行う。主な作品に、人間そのものが商品化される架空の”存在代行”サービス「Uber Existence」、眼を異なる身体部位に移動させることで人間の身体規範を逸脱していく「still human」など。

渡辺 ハナ

映像作家、ビジュアルアーティスト

姉妹ユニットで生み出す独自の世界観

1999年、東京都生まれ。2021年武蔵野美術大学映像学科卒業。東京を拠点に活動する。姉妹オーディオビジュアルのtamanaramenメンバー。個人に内在する寂しさや都市の孤独にフォーカスした作品を制作している。主な展示・上映に「イケシブアートウォール」（渋谷イケベ楽器店, 2022）、「Refraction Festival」（ニューヨーク zero space, 2022）、「Imaginary Line」（CONTACT TOKYO, 2021）,「P.O.N.D.」（渋谷パルコPARCO MUSEUM TOKYO, 2021）など

顧 剣亨

アーティスト

写真で世界を編み込むアーティスト

1994年、京都府生まれ。上海育ち。京都芸術大学（元京都造形芸術大学）現代美術・写真コース卒業。移動することで得られる自身の身体感覚を、風景が蓄積するひとつのフィールドと捉え、そこから収集された情報を変換・再構成する装置として写真を拡張的に用いている。主な個展に「Aperto18: 陰/残像 Intervals of the afterimage」（金沢21世紀美術館, 2023）など。主な受賞歴に「KG ＋ Award 2018」グランプリ

シャララジマ

モデル

褐色の肌に金髪、青い目のモデル

バングラデシュにルーツを持つ東京都北区育ちの社会派モデル。あえて髪を金髪に染め、青いカラーコンタクトをし、容姿からは人種が容易に判断できないようにすることで、「私は何人でもない」というコンセプトのもと、人種のボーダーレスを表現している。「GINZA magazine」や「現代ビジネス」では、自らの価値観や美意識について発信。千葉・bayfm『シャララ島』にレギュラー出演。

奥村 春香

NPO法人第３の家族代表

「自分の居場所は他にもある」

1999年生まれ。弟の自死という自身の経験をきっかけに、学生時代から「第3の家族」の活動を始める。家庭環境が理由での子どもの自死をなくしたいと、家庭環境問題のはざまで悩む少年少女に向けた実用的サービスを展開。公的支援から身近な頼れる人までが掲載される情報サイトやコミュニティサイトなどを運営。2022年にグッドデザイン・ニューホープ賞で最優秀賞を受賞し、23年にNPO法人化した。

木原 共

メディアアーティスト

遊びから人間とAIの関係性を問う

1994年、京都府生まれ。画像認識AIの盲点やバイアスを遊びを通して体験できるゲームなど、社会に新しい視点をもたらす実験的ソフトウェアの開発を行う。オランダのデルフト工科大学院インタラクションデザイン科を終了後、アムステルダムに拠点を置く研究機関 Waag Future Labに参加。近年の作品はアルス・エレクトロニカ STARTS PRIZEにノミネートされたりVictoria and Albert Museumで展示されている。

KEISHAN

モデル

「ありのまま」を祝福するモデル

1997年長野県生まれ。都内でショップ店員として勤務していた頃にスカウトされてタレント活動を開始。バラエティ番組等出演後、モデルヘ転向。2020‐21秋冬ニューヨークコレクションでランウェイを経験。

可哀想に！

イラストレーター、アニメーター

非言語で伝える、2コマで笑わせる

CHOCOLATE Inc.所属。独特な世界観と作風で手法にとらわれず、人を笑わせるクリエイター。「おぱんちゅうさぎ」「んぽちゃむ」などのキャラクターを生み出し、SNSやLINEスタンプを中心に人気を集める。ブランドやカフェとのコラボも多数。Stray Kidsの楽曲「CASE 143 -Japanese ver.-」のMVも手がける。SNSの総フォロワーは300万人を超える。

平井 大輝

認定NPO法人CLACK 理事長

貧困家庭高校生にプログラミング支援

1995年生まれ。中学時代に両親の自営業の倒産と離婚を経験し、経済的な困難に直面。国公立大学に進学し、NPOで3年間活動したのち、NPO法人CLACKを設立。貧困家庭の高校生にプログラミング学習支援とキャリア支援を無償で提供。彼ら・彼女らの進路の選択肢を広げ、経済的自立と精神的自立につなげていく。ビジョンは「生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望とワクワクを持てる社会」。

鈴木 夏暉

「Restaurant Naz 」シェフ

フーディーを唸らす若きトップシェフ

1994年生まれ。長野県出身。高校を中退後、16歳で料理の世界へ。地元・佐久のピッツェリアで4年間勤めた後に単身イタリアに渡る。ナポリピッツァの名店「Il pizzaiolo del presidente」や、デンマークの「ノーマ」で研鑽を積み帰国。2020年9月に軽井沢に1日ひと組限定の「Restaurant Naz」をオープン。ジャンルにとらわれず、発酵や熟成を駆使した料理を提供する。2023年、ジャパンタイムズが選ぶ「Destination Restaurants List」に選出。

赤荻 瞳

渋谷女子インターナショナルスクール校長

カリスマギャル、渋谷の女子校校長に

1996年生まれ、埼玉県出身。2017年、ガールズマーケティングを手がける株式会社エムアールエー代表取締役社長就任。2018年3月にギャル雑誌「egg」の復刊に伴い、Web編集長に就任。2019年に4年ぶりに雑誌を刊行。そのビジネスの手腕に注目が集まり、メディア出演など自ら表舞台に立って渋谷カルチャーを牽引。2023年「渋谷女子インターナショナルスクール」の校長に就任。

神谷 航平

全国校則一覧 創設者

日本一「校則」を持っている高校生

2005年、群馬県生まれ。群馬県の公立高校に通う高校3年生。NPO法人Change of Perspective代表理事。中学時代に校則に違和感を覚え、全国の校則を調べ、Webで公開する活動をスタート。2022年11月に非営利目的のデータベースサイト「全国校則一覧」を創設。2023年5月時点で、校則の掲載数が1600校を突破。全国高校生MY PROJECT AWARD 2022「文部科学大臣賞」受賞。

竹田 ダニエル

ライター、研究者

Z世代当事者が「いま」を読み解く

1997年生まれ。カリフォルニア州出身、在住。リアルな発言と視点が注目されるZ世代の新星ライター・研究者。｢カルチャー×アイデンティティ×社会｣をテーマに執筆。｢音楽と社会｣を結びつける活動を行い、日本と海外のアーティストをつなげるエージェントとしても活躍。初の著書『世界と私のA to Z』は大きな話題を呼んだ。カリフォルニア大学バークレー校応用科学テクノロジー博士課程在学中。

岡田 弘太郎

一般社団法人デサイロ代表理事、編集者

人文・社会科学領域研究者を支援

1994年生まれ。一般社団法人デサイロ代表理事。『WIRED』日本版エディター。クリエイティブ集団「PARTY」パートナー。人文・社会科学領域の研究者を支援するアカデミックインキュベーター・プログラム「デサイロ」を設立し、助成プログラムなどを行いながら、研究者やアーティスト、クリエイター、起業家などの新しい価値をつくる人々と社会をつなげるための発信支援や、資金調達のモデル構築に取り組む。

饗場 空璃

高知大学 理工学部 生物科学科1年生

探究心あふれる次世代の魚類研究者

2003年、埼玉県生まれ。2023年、高知大学理工学部生物科学科に入学。幼少期から惹かれ続けた魚類の膨大な知識と経験が注目され、多数のメディアに出演。2022年、高知県室戸ユネスコ世界ジオパーク パートナー研究者に任命。全国の漁業関係者や学者、研究者との独自のネットワークを持ち、全国から魚類を蒐集し、標本化。魚類の新知見や魅力を、論文やSNS、イベントを通して世界に発信している。

石橋 美里

荒井流鷹匠、ファルコンウィング取締役

古きを辿り、新しい鷹術を創る鷹匠

1994年、佐賀県生まれ。小学3年生で鷹を飼い、自在に飛ばしはじめる。5年生の時に鷹を使った害鳥排除を思いつき、独自に鷹術を追究する。高校時代に父と共に鷹を使った鳥害対策の会社を個人事業から株式会社化。2016年からアジア人女性として初めて国際鷹匠連盟の女性部会に参画。2019年に薪能の人間国宝らの舞台を鷹で演出。鷹に付随する日本文化全体の振興と日本文化の発展、国際交流理解に努める。

大空 幸星

特定非営利活動法人あなたのいばしょ 理事長

この世から「望まない孤独」をなくす

1998年、愛媛県松山市出身。「信頼できる人に確実にアクセスできる社会の実現」と「望まない孤独の根絶」を目的にNPOあなたのいばしょを設立。2022年末までに50万件の相談に対応する。2020年12月に「総合的な孤独対策の実現に関する提言」を政府・与野党に提出。翌年2月、孤独・孤立対策大臣が設置される。こども家庭審議会こどもの居場所部会委員、内閣官房孤独・孤立対策担当室HP企画委員会委員。

土肥 潤也

NPO法人わかもののまち代表理事

「私設公共」に挑むファシリテーター

1995年、静岡県焼津市生まれ。早稲田大学社会科学研究科修士課程修了、修士（社会科学）。2015年、NPO法人わかもののまちを設立。静岡県内を中心に全国のわかもののまちづくりに取り組む。2020年、焼津市を中心としたまちづくりコーディネート会社トリナスを共同創業。みんなの図書館さんかく館長。こども家庭庁こども家庭審議会委員、こども・若者若者参画及び意見反映専門委員会委員長。

福田 和子

#なんでないの プロジェクト代表

日本におけるSRHR実現を目指して

大学在学中のスウェーデン留学をきっかけに、2018年、日本でのSRHR（性と生殖に関する健康と権利）実現を目指す「#なんでないのプロジェクト」を開始。2021年にヨーテボリ大学公衆衛生学修士号取得後、国連人口基金ルワンダ事務所にプログラム・アナリストとして勤務し、難民キャンプにおけるSRHR推進に取り組む。現在は東京を拠点にSRHR、ジェンダー平等を軸に執筆、講演、政策提言等を展開。

伊藤 和真

PoliPoli・CEO、一般社団法人Govtech協会・共同代表

「政策づくり」を日常に変える

1998年生まれ。慶應義塾大学に在学中の2018年、 俳句アプリを発表 毎日新聞へ事業売却。同年2月、PoliPoliを創業。GovTechのスタートアップとして、政治・行政との政策共創プラットフォーム「PoliPoli」等、政策への声を集め、政治家や行政に届けるプラッ トフォームを展開 。「新しい政治・行政の仕組みをつくりつづけることで、世界中の人々の幸せな暮らしに貢献する。」がミッション。一般社団法人Govtech協会・共同代表。

相原 嘉夫

IVA 代表取締役CEO

「フェイク問題」解決の真贋鑑定

1995年生まれ。大学時代に起業し事業譲渡を経験。2019年に成長を続けるファッション市場と、市場の抱える「フェイク 問題」という巨大なペインに目をつけ、AIとヒ トを掛け合わせた真贋鑑定サービス「FAKEBUSTERS」 を立ち上げ、IVAを設立し、現在に至る。23年8月現在、累計鑑定数150万件を超える国内シェアNo.1の真贋鑑定サービスへと成長。日本語・中国語のバイリンガル。

板橋 竜太

TAKAO AI 代表取締役

視覚障害者向け情報変換エンジン

2001年生まれ。国立東京高専在学中に出場した「DCON2020」での優勝をきっかけにAIスタートアップ、TAKAO AIを創業。 現在は英国のUniversity of Southamptonに留学しつつ、AI事業を行う。「技術で人々の情報格差をなくす」ことをミッションに掲げ、視覚障害者向けに文書や点字や音声に変換する情報変換エンジン「Tendoc」 を基盤としたサービス開発、実用化に取り組む。

a春

O Ltd./ O CEO | Artist。

アーティスト同士がつながるメタバース

2021年9月に共同創業したOではメタバース上でアーティスト同士がつながり、アイ デアを創発しながらクリエイションできるSpatial Computer「MEs(ミーズ)」を開発中。ロードアイランド・スクール・オブ・ デザインでインダストリアルデザインとコン ピ ュ テーショナルアートを学ぶ。感性と知覚を覚醒するインターフェースで、New Humanのためのクリエイターカルチャーを広めることを目指す。

岩佐 晃也

Cloudbase　代表取締役

海外投資家出資、クラウドセキュリティ

1996年生まれ。10歳からプログラミングをはじめ、特にセキュリティ関連に興味を持つ。 京都大学工学部情報学科在籍時の2019 年1 1月Levetty(現・Cloudbase)を創業。 安全なクラウド運用を実現するセキュリティ サービス「Cloudbase」開発・運営。パプ リ ッククラウドにおける設定ミスを診断するプラットフォーム だ。22年8月、 米投資家、Arena Holdingsなどから異例のシードラウンド調達を行った。

加藤 路瑛

クリスタルロード代表取締役社長、感覚過敏研究所所長

症状をもつ「感覚過敏」課題解決へ

2006年生まれ。角川ドワンゴ学園S高等学校3年生 。18年 に12歳でクリスタルロード創業(創業時は取締役社長、15歳で代表権取得)。20年に感覚過敏研究所を設立。自身も症状を抱える視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などが過敏で日常生活に困難 さをかかえている「感覚過敏」に悩む人向けのアパレルブランド「KANKAKU FACTORY」を展開。奈良女子大学との共同研究など研究活動も。

小野 悠希

ボーダレス・ジャパン ハチドリ電力創業者 兼 ブランドマネージャー

CO2ゼロの自然エネルギー提供

1995年生まれ。2018年にボーダレス・ジャパンに新卒入社。ミャンマーの小規模農 家の所得向上のためのサービス開発や、グアテマラの貧困女性の雇用創出のためのアパレル事業に取り組む。地球温暖化を止めることに人生をかけて取り組みたいという思いから 、20年4月 に自然エネルギーだけを販売するハチドリ電力を立ち上げ る。22年3月に環境省の炭素中立型経済社会変革小委員会の専門委員に就任。

勝見 仁泰

アレスグッド創業者/代表取締役CEO

「エシカル就活」で産業界にSXを

1998年東京都生まれ。自身が学生時代に感じた就職活動の原体験から2020年、アレスグッドを創業。ビジョンや価値観の合うハイクラス人材と企業がつながれるZ世代版LinkedIn「ETHICAL SHUKATSU(エシカル就活)」を運営。リリースから1年半で 登録ユーザー1万人突破、大手企業、ベンチャー、海外企業など日米100社以上が 導入し、22年7月にシードファイナンスで約1.5億円の資金調達を実施。

栗本 拓幸

Liquitous代表取締役CEO

市民と行政をつなぐ新しい回路

1999年生まれ。市民と政治・行政の関係性に問題意識を持ち、NPOに参画。大学入学以降、選挙実務や地方議員活動のサポート、超党派議員立法の事務局などにも 携わる。オンライン上で市民と行政をつなぐ「新しい回路」の必要性を痛感し、Liquitousを起業。鎌倉市・木更津市をはじめ、20超の自治体などと「市民参加型 合意形成プラットフォーム」の運用を通した市民参画プロセスづくりを進める。

髙堰 うらら

オモテテ代表取締役 など

女性などのモビリティ向上の街づくり

1997年生まれ、東京都出身。東大大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程に在籍・休学中。2021年にオモテテを創業。生理用品をあらゆるトイレにて取得可能にするサービス「unfre. 」事業を展開。一般社団法人アンカー共同代表理事、NPO 法人 Your School 副理事長。都市地域計画国際協会のScientific Committee member。一般社団法人One Young World Japan Committee アドバイザーも。

塚本 大地

MEDIX Inc CEO

売却4件、次世代の「連続事業家」

1993年生まれ。名古屋大学在学中の2015年、DUO(後のZIZAI)を共同創業。以後、事業買収5件と売却4件を経験。19年、キャラクターIP事業をバンダイナムコアーツへ、21年7月、Vtuberアプリ事業のIRIAMをDeNAへ評価額150億円で売却。22年、パチンコ関連のアミューズメント事業ZIZAIの全株式をDMMへ売却し、MEDIXを創業した。 現在は、よりよい意思決定を実現するメデ ィア産業のアップデートに取り組む。

Ken Murai O'Friel / Dominika Stobiecka

Toku共同創業者

暗号通貨報酬と雇用ソリューション

Ken O'Frielは、1994年生まれ。メリルリンチ日本証券(BofA証券)の株式トレーダ ーを経て、2020年Tokuを創業。Dominika Stobieckaは、95年生まれ。ECB、FRBでの勤務を経て、Co-Founderとして参画。 同社はトークン報酬に関連する国際税務コ ンプライアンスに焦点を当て、暗号資産関連企業に包括的なソリューションを提供。100カ国以上に広がり、主要な暗号通貨企業が利用。

澤村 直道

emole CEO

ドラマ・映画クリエイターエコシステム

1994年生まれ。2018年emoleを創業し、1話3分のショートドラマ配信アプリ“BUMP”を立ち上げ、アプリの設計、UI/UXデザイン、オリジナルコンテンツ9作品のエグゼクティブプロデューサーを務める。アプリDL数は35万を突破。ヒットショートドラマ『今日も浮つく、あなたは燃える』のSNS総再生数は2億再生を突破。日本から、世界に通用するドラマを生み出し、届けることを目標に、BUMPの事業を拡大中。

佐座 マナ

一般社団法人SWiTCH 代表理事

地球ひとつで暮らす社会を若者が共創

1995年生まれ。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン大学院卒。COP26で140カ国の若者に呼びかけ、環境教育サミットを開催。日本を含む20カ国以上が気候変動教育推進に署名。2023年、G7のソフトレガシーとして、札幌市と世代を越えた共創プロジェクトを推進。若者の街渋谷を世界一のサステナタウンにする挑戦や、EXPO2025に向け「100万人のサステナアンバサダー育成」を展開。

豊崎 亜里紗

Cega共同創業者　兼 CEO

新市場を導く世界的Web3起業家

1993年生まれ。米ノースウェスタン大学卒、専門はコンピュータサイエンスと経済学。UBS証券香港(デリバティブトレーダー)、Google日本法人(検索サービス、AR事業のマーケティング担当)を経て、2022年Cegaを創業。同社は、オプション取引のひとつである「仕組債」をスマートコントラクト化する新技術を開発するWeb3企業で、累計取引量は500億円で世界No.1だ。シードラウンドで累計13億円調達。

西側 愛弓

coxco代表取締役/ NPO法人DEAR ME 代表理事

「NPO×アパレル事業」で好循環を

1995年生まれ。2019年にサイバーエージ ェント退職後、20歳から始めた、フィリピ ン貧困地区で暮らす子どもがランウェイを歩くファッションショーを行う「DEAR ME」 をNPO法人化。同年12月、残布や再生素 材を用いたアパレルブランド、coxcoを創業。23年5月、ファッションショーに出た子どもたちが描いた夢に関するアートを服に刺繍したアップサイクルアートが「ニューヨークADC賞」受賞。

高桑 蘭佳

メンヘラテクノロジー 代表取締役

「幸せに病める世界をつくる」

現在は東京工業大学環境・社会理工学院研究生。大学院では「メンヘラ」について社会学×データ分析（統計・機械学習）で研究。2018年にメンヘラテクノロジー設立。彼氏を束縛したくて起業した大学院生としてメディアに出演。幸せに病める世界をつくることを目指し、メンヘラ向け匿名相談アプリ「メンヘラせんぱい」やイケメンキャストとつながる個通アプリ「DIALS2（ダイヤルエスツー）」を開発・運営。

中尾 渓人

New Innovations代表 取締役CEO兼CTO

「あらゆる業界を、無人化する」

1999年、和歌山県生まれ。14歳で『RoboCup Junior』世界大会にて入賞。15歳から開始したシステム開発事業で取引先が300を超えたことをきっかけに、 高 校在学中の2018年にNew Innovations を設立。「人類を前に進め、人々を幸せにする」 を経営理念に、あらゆる業界に向けてOMOソリューションを提供し、企業の生産性向上や収益増加、顧客体験の向上などに寄与。23年、シリーズAで54億円調達。

中辻 新

artics代表

アーティスト、クリエイターのために

2001年生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中。日本画円山派の家系に生まれ、 裏千家で茶人としても修行。作品が適切な受け手に届いていないため、表現者が理 想の人生を追求できない現状に疑問を感じ、創作物のより効率的でフラットな分配を実 現するためにarticsを創業。 好きなものを通じて自分を表現できるSNS「artics」 を開発・運営。米国マーケット向けに事業を展開中。

前田 陽汰

むじょう 代表取締役

死との出会い方のアップデート

2000年生まれ。島根県の隠岐で過ごした高校時代、住民との交流をきっかけにNPO法人ムラツムギを設立、代表理事に就任。19年、慶應義塾大学総合政策学部へ進学。20年 、 むじょうを創 業 。「自宅葬のここ」、思い出の写真やメッセージを投稿することで故人を追悼するウェブサイト「葬想式」、亡くなった母、父に向けてのメッセージを展示する 「 死んだ母の日展」「死んだ父の日展」などの企画を開催。

中沢 冬芽

Alumnote代表取締役

大学への寄付文化醸成で新資金源を

1998年生まれ、長野県松本市出身。幼少期をアメリカで過ごす。東京大学法学部入学後、さまざまなプロジェクトに従事し、 2020年にアルムノートを創業。大学・教 育機関の財政難を解決すべく、大学の資金調達手段のアップデートを目指している 東大発スタートアップだ。大学コミュニティの活性化と大学のファンドレイジング業務 をサポートし、デジタルツールの提供と寄付獲得の実行支援を提供。

中西 裕太郎

TENTIAL 代表取締役 CEO

「健康で前向きな社会の実現」を

1994年生まれ。プロサッカー選手を目指した高校時代に病気で夢を絶たれた原体験をもつ。インフラトップ(現・DMM Group)、リクルートキャリア(現・リクルート)を経て、2018年にTENTIALを創業。 翌年ウェルネスブランド「TENTIAL」を立ち上げ。人がポテンシャルを発揮するためには健康で前向きな生活が重要と考え、スポーツコンディショニングを社会に還元できる仕組みづくりを目指す。

中村 多伽

taliki代表取締役CEO / talikiファンド代表 パートナー

「社会課題解決」起業家への包括支援

1995年生まれ、京都大学卒。在学中に国際協力団体代表としてカンボジアで学校建設。その後、NYのビジネススクールへ留学。「社会課題を解決するプレイヤーの支援」 の必要性を感じ、大学4年時(2017年) にtalikiを設立。関西を中心に250以上の社会起業家のインキュベーションや上場企業の事業開発・オープンイノベーション推進を行い、20年には国内最年少の女性代表として社会課題解決VCを設立した。

西澤 理花

Chai 代表取締役

ECを軸にスモールビジネスをエンパワー

1996年生まれ。UC Berkeley学士号とColumbia University修士号を取得。2018年、帰国後にChaiを創業。ドッグフードのD2C事業をグロースさせるなかで、LINE上で簡単ネットショップを開設し、顧客との継続的な関係性を築ける独自のECプラットフォーム「BuyChat」を開発。ECを軸にスモールビジネスをエンパワーし、地域の魅力を発信するために国内のみではなくグロ ーバル展開も視野に入れて活動中。

春山 絢

KKRプライベート・ エクイティ・ アソシエイト

グローバル投資ファンドを舞台に活躍

メルボルン大学商学部卒業後、マッコーリーキャピタル証券を経て、2018年10月にグローバル投資ファンドKKRに入社。西友、 KJRマネジメント(旧商号:三菱商事・ユ ービーエス・リアルティ)、データX、ネッ トスターズ、 印LenskartによるOWNDAYS の追加買収案件の投資に関与。OWNDAYSの取締役、西友及び西友ホールディングスの監査役を務める。22年にKKR創立者賞を受賞。

牧浦 土雅

Degas Founder & CEO / JAHQCC代表

アフリカ最大規模、持続可能な農業推進

1993年生まれ。ガーナ在在。「人々の生活を劇的に変える」というビジョンで、サブサハラアフリカ6億人の小規模農家所得向上を目指すDegasを創業。AIを駆使した与信判断とデータドリブンなオペレーションで、 累計4万6,000軒の小規模農家にファイナンスを提供し、サステナブル農業をアフリカ 最大規模で推進。質の高いカーボンクレジ ット創出・流通を促進させるアライアンスであるJAHQCC代表。

真子 千絵美

電通

「ふれた人の感情まで届く企画を」

1994年生まれ。東京藝術大学美術学部卒。 2017年電通に入社し、クリエーティブ局に配属。プランナー/コピーライター/クリエ ーティブディレクターとして活動。Young Spikes Film Gold(Asia No.1)、BOVA 準優勝、フジサンケイグループ広告大賞最優秀賞、TCC新人賞などを受賞。担当企画は、 ユニクロの母の日父の日キャンペーン、マクドナルド月見シリーズなど。ふれた人の感情 まで届くコミュニケーションを心がけている。

福田 涼介

Stack 代表取締役

「天才エンジニア」事業領域拡張へ

1996年 生 ま れ 。 メルカリ・ DMMで新規事業立ち上げを経て、2018年 にStack(スタ ック)を創業。ノーコードでモバイルアプリが作成できる「Appify(アッピファイ)」をは じめ、Shopifyの拡張機能で、Shopifyを利用するブランドの売り上げ向上する仕組みを提 供 。22年 、プレシリーズAで5.2億円を調達。同年、「Shopify Plus App Developer of the　Year」を受賞 。23年後半には大手小売企業向け基幹システムを公開予定。

安田 光希

連続起業家

連続起業家、鮨を起点に中東へ

1995年生まれ。灘校卒業、慶應義塾大学卒業。在学中に起業し、STANDARD社、BLUEPRINT社の共同創業者として、大企業向けのDX・AI推進の支援を行う。創業した会社の一部株式を約18億円で売却し退任後、銀座と広尾の高級店にて鮨職人として修業する。現在はアブダビに拠点をおき、鮨を起点にしながら中東全域にジャパニーズエクスペリエンスを輸出するための各種事業を推進中。

山本 健太郎

SoVa 代表取締役、公認会計士、CPA会計学院講師

AI × 専門家「DX時代の会計事務所」

1994年生まれ。慶應義塾大学在学中に公認会計士試験に合格、大手資格学校にて公認会計士講座講師を務める。卒業後は同級生が起業した不動産系ベンチャー企業にて、取締役CFOとしてバックオフィスや 資金調達、新規事業統括を担当。2019年9月にCFOを退任しSoVaを設立、税理士な どの士業とテクノロジーを掛け合わせた「バーチャル会計事務所SoVa」 を開発・展開する。

野城 菜帆

MizLinx代表取締役CEO

月から海へ。IoTで水産業を変える

1996年生まれ。慶應義塾大学大学院ではシミュレーションによる月面探査車の運動解析に熱中。ロボットへの興味と人類未踏の挑戦をしたいという思いは、野城を宇宙より身近な存在である海へ駆り立てた。在学中に起業し、海洋立国日本の発展のため、ものづくりでスマート水産業を目指す。カメラやセンサーで漁場・養殖場の状態を把握する海洋観測システムは漁業の生産性の向上を実現する。

荒川 陸

米国カーネギーメロン大学Computer Science博士課程

AI技術を社会問題解決に生かす革新者

1996年生まれ。AI技術を活用したHuman-Computer Interaction 研究において多数の論文を発表し、著名な国際学会で受賞複数。ウェアラブルセンサーを用いた小児ADHDの多動症診断インターフェースやカウンセリング中の挙動解析の技術を開発。アルゴリズムやアプリケーション開発を実践の場で立証し、企業にライセンス導入をするなど、社会課題にフォーカスしビジネス化まで行うことが高く評価されている。

北井 朝子

東京大学医学部医学科3年

生物特有のシステムで世界を変える

2001年生まれ。細胞内環境の履歴の解析や、生命現象のゆらぎの解明およびその活用を目指し、研究を行っている。2022年の秋にパリで開催された合成生物学の世界大会「iGEM」に東大チームのリーダーとして参加。光の順番で微生物にパスワードをかけるセキュリティシステム「Optopass」を発表し、金賞ほかを受賞した。東大チームは過去最高の成績を獲得し、そのけん引役となった。

きゅんくん

ウェアラブルエージェントクリエイター、メカエンジニア

「メカ服」で人間と機械の距離を縮める

1994年生まれ。高校生のころに「メカを着たい」という思いからロボティクスファッションの制作を開始。「人間とメカがゼロ距離で近づいた際に人は何を思い感じるのか」を明らかにするため、2014年よりファッションとしてのウェアラブルロボットの開発を開始。2018年、ウェアラブルロボットと人のインタラクションについて深めるため修士課程に進学。音楽活動などを含め、幅広く活動している。

上地 練

Solafune CEO

AIへの高い技術力と経営の両面を理解

1997年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校の応用数学科で学びながら、スタートアップなどでソフトウェアエンジニアとして活躍。また、VCのアソシエイトとして投資の実務にも携わる。2020年に衛星データ解析事業を行うSolafuneを起業し、21年にはマイクロソフトとの協業を発表するなど著しい成長を見せる。時流である「Generative AI」を高い技術とサービスで推進する期待の若手経営者。

大柴行人

Robust Intelligence 共同創業者

名だたる企業の信頼を得るAIの守護神

1995年生まれ。2019年にハーバード大学でコンピュータサイエンス、統計学の学位を取得。その後、当時の指導教授と共に米国でロバストインテリジェンスを創業。AIの開発に欠かせないテスト、運用中の保護や性能劣化を検知するプラットフォームを提供。AIの健全性や管理を支援する。米国では国防総省やExpedia、デロイトトーマツ、日本でも東京海上HDやリクルート、NECなどを顧客に抱える。

佐久間 洋司

大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程、2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会

人と社会が調和した未来を描く構想者

1996年生まれ。大阪大学大学院（博士課程）でアバターやAIを用いた新しいコミュニケーションの研究に取り組む。2025年大阪・関西万博では大阪パビリオンのディレクターを務め、「未来のバーチャルビーイング」の展示を統括。21年には国家プロジェクトのひとつであるムーンショット型研究開発事業のチームリーダーも務めた。22年には先導性や独創性の高いオープンイノベーションの取り組みを称える「日本オープンイノベーション大賞」文部科学大臣賞を受賞。

迫田 大翔

Diver-X CEO

VRにハードウェアで変革を

2002年生まれ。高校在学中にXRデバイス開発スタートアップ「Diver-X」を創業。寝ながらの使用に最適化したVRデバイス「HalfDive」や、世界初の触感フィードバック機能を搭載したVR対応のグローブ型コントローラー「ContactGlove」などを開発。ハードウェアレベルの最適化で、人間が最高のパフォーマンスを発揮できるインターフェースを提供する。慶應義塾大学に在学中。

須知 高匡

Zip Infrastructure代表取締役

自走ロープウェイは都市交通最後の革命

1997年生まれ。自走式都市型ロープウェイ「Zippar」を開発。この数十年、革新のなかった都市交通に新しいモビリティを提供する。幼少から「乗りもの好き」だった須知は、慶應義塾大学入学直後からロープ走行技術（宇宙エレベータ）の研究を始め、在学中での起業につながった。Zipparは低コスト、自動運転、自由設計を可能にする次世代のモビリティ。既存の交通の概念を変える革命に期待が集まる。

ジューストー 沙羅

Aww Inc.プロデューサー

バーチャルヒューマンを世界へ届ける

1995年生まれ。CG技術で作りだしたアジア初のバーチャルヒューマン「imma」を手がけるAwwのプロデューサーとして、海外企業とのコラボなどを実現。日本に生まれ、アメリカ・カナダで生活し、高校卒業後は武蔵野美術大学で油絵を専攻。自らのバックグラウンドを活かし、世界中の人々に向けてバーチャルヒューマンの魅力を届けている。

西田 宏平 / 亮也

TOWING CEO/CTO

未来永劫に続く農地を土から創る

CEO宏平（兄）1993年生まれ、CTO亮也（弟）1995年生まれ。通常3〜5年かかる畑の土づくり。名古屋大学発のスタートアップとして生まれた同社は、バイオ炭と微生物、それに有機肥料を合わせた人工土壌技術「高機能ソイル」を開発し、たった1カ月で良質な土壌を作ることを可能にした。さらに高機能バイオ炭「宙炭（そらたん）」を開発し、月面を含むあらゆる場所で持続可能な食糧生産システムを目指す。

田島 圭二郎

EVERSTEEL共同創業者兼CEO

廃棄物から再生可能な鉄を見つける

1994年生まれ。GHG排出量の観点から進むリサイクル。なかでも重要視されるのは鉄で、産業界の37％のCO2を排出するという数字がある。田島は鉄スクラップを写した画像からAIを駆使し、等級判定や異物検出を可能にした。本来は鉄スクラップのなかから対象物（不純物）を見つけるのはAIでも困難だが、東京大学工学部で共に学んだもうひとりの創業者・佐伯真とその課題を解決した。

長曽我部 竣也

FiberCraze代表取締役

高機能繊維で繊維のまちを救う主役

1997年生まれ。岐阜大学大学院で物質・ものづくり工学を専攻し、学内起業でFiberCrazeを立ち上げ。岐阜のものづくり技術と学術研究をかけ合わせ、世界の課題を解決し、生活や産業の発展を担うインフラ素材の確立を目指す。繊維・フィルム素材の多孔化技術を使った高機能性素材の開発。農業用ネットや靴下などその用途は幅広く、注目される。繊維の盛んなまち岐阜で生まれた技術がまちに貢献する。

中村 龍矢

LayerX事業部執行役員 兼 PrivacyTech事業部長

データとシステムに透明性と信頼性を

1997年生まれ。経済活動のデジタル化を目指すSaaS+FinTech企業LayerXの創業に参画。プライバシーテック、大規模言語モデル（LLM）、ブロックチェーンなどのテクノロジーに関して飛躍的な速度で研究・開発を推進しながら、事業責任者として事業化に取り組む。プライバシー保護・秘匿化技術を用いたプロダクト開発や、民間企業や行政との共同プロジェクトも手掛ける。IPA未踏スーパークリエータ。

ローン・ジョシュア

日本風洞製作所代表取締役

未来の鍵となる「風」を操る開発者

1994年生まれ。長崎生まれ長崎育ち。中学生の時に人工的に空気の流れを作る装置である風洞を初めて自作。高校時代には文科省の支援で長崎大学工学部に所属し研究。九州大学でも1年次から研究費を獲得し、風洞実験装置や発電に取り組んだ。数々のコンペをさらい在学中に起業。建築物の高層化、EVの空力など風洞実験の重要性が高まるなか、莫大な施設費用を不要とする小型風洞を開発した。

櫻井 彩乃

GENCOURAGE(ジェンカレ)代表

若者の声を政策につなぐリーダー

1995年生まれ。高校生の時に同級生に言われた一言がきっかけで、ジェンダー平等実現を目指し活動。「#男女共同参画ってなんですか」の代表として30歳未満から1,000 件以上の声を集め、提言書を政府に提出。若者が一歩踏み出せる場所を作りたいと、ジェンダー課題を体系的に学び一緒に取り組める仲間と出会う場「ジェンカレ」を立ち上げた。内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員などを務める。

新関 和哉

LQUOM 代表取締役

社会を根本から変える長距離量子通信

1994年生まれ。サイバー攻撃が頻発しデータセキュリティの必要性が高まるなか、究極の安全性を持つ「量子インターネット」。その根幹を担う長距離量子通信の社会実装を見据えてハードウェア開発を着実に進めるのがルクオムだ。新関が横浜国立大学大学院在学時の量子中継器・量子光源の研究を基にして創業。同社の通信技術は世界からも注目を集めており、Forbes 30under30 Asia 2023にも選出。博士（理学）。

野秋 収平

CULTA 代表取締役

品種開発でプレミアム農作物を作る

1993年生まれ。通常10年以上かかる農作物の品種開発をたった2年に短縮できるとすればどうだろう。これを実現するのがCULTAの野秋だ。海外の多様な環境でも高品質な農作物が育成できる、イチゴなどのオリジナル品種を開発。現地農家と連携し、海外での生産管理・マーケティングまで一貫して行い、世界の農業の持続可能性と収益性の向上を目指す。日本発「プレミアム農作物ブランド」に期待が集まる。

早川 尚吾

CoeFont 代表

孫正義も驚く革命的な音声サービス

2001年生まれ。東京工業大学の学生が生み出したAI音声サービス「CoeFont」は瞬く間にユーザー数を増やした。声優やタレントを含む10,000種類程度の音声を使えるサービスだ。孫正義育英財団でその音声を聞いた孫正義氏も精度に驚きを隠せなかった。自分の声が嫌いで開発したそのサービスは、声を失った人にも活用される。ゲーム好きの少年がコンピュータサイエンスを学び、大きなサービスを生んだ。

髙島 崚輔

芦屋市長

芦屋を世界一住み続けたい街へ

1997年生まれ。東京大学を中退後、2015年9月にハーバード大学に入学。世界のさまざまな都市を訪れ、理想の街づくりについて学ぶ。外から見たときに、都市部へのアクセスや住環境の良さなど「芦屋には世界トップクラスの魅力と可能性がある」と実感。芦屋市役所でのインターンをきっかけに兵庫県芦屋市長選に立候補し、2023年4月史上最年少で当選した。趣味は中高でやっていたラグビー。

胡 緯華

AI研究者

機械学習の分野を躍進させる研究者

1993年生まれ。グラフニューラルネットワーク（GNN）という深層学習における一大分野でスタンフォード大学博士課程在籍中に世界をリードする研究成果を発表。また研究分野全体を加速させるという意味で非常にインパクトの大きいデータセット構築などの研究にも精力的に取り組む。卒業後、現在はシリコンバレーのAIスタートアップKumo.AIでGNN研究の商業実用化に取り組む。

藤田 光明

サイバーエージェント データサイエンスマネージャー

経済学×AIで事業拡大

1993年生まれ。東京大学にて実証産業組織論と計量経済学を学ぶ。日本における経済学出身データサイエンティストの先駆けのひとりとされ、同社入社後、経済学の事業活用を推進している。デジタル広告領域では、広告配信アルゴリズムの開発に努め、その成果がトップレベルの国際会議に共著採択された。小売り領域では、リテールメディアの構築や価格の最適化に力を注いでいる。

古田 拓毅

東京大学松尾研究室博士課程2年

次代の深層学習をけん引する研究者

1998年生まれ。ChatGPTなどの生成AIを基幹技術とした、人間のような常識と身体性をもつ次世代の意思決定AIの研究を行っている。これまでにGoogleや海外の大学との共同研究の成果を、AIに関する学術会議のなかで最も権威の高いNeurIPS, ICLR,ICMLといったトップ国際会議にて複数回発表。世界の研究者と共同研究を進めており、深層学習の領域で、将来を嘱望されるひとり。

松藤 圭亮

Yanekara CEO/CTO

同じ屋根（地球）の下で電気を操る

1999年生まれ。小学6年生の夏休みにソーラークッカーを自作し、自然エネルギーの可能性に興味が湧く。東京大学で脱炭素時代の電力需給バランス技術を研究し、在学中にYanekaraを創業。「地球に住み続ける」をミッションに掲げ、多数の電気自動車による電力需給バランス技術を実用化。エネルギー問題に挑むディープテック企業として実績が評価され、東京大学総長賞を受賞。

山城 悠

Jij CEO

世界のエネルギーは数理最適化で動く

1994年生まれ。「社会のOSを創る」ことをビジョンに掲げ、2018年にジェイアイジェイを創業。数理最適化・量子技術の専門家が集い、特にエネルギーバリューチェーン領域でグローバルにサービスを提供する。インフラ、物流、通信などの分野で、配送ルートや人員配置などあらゆる場面で必要とされる最適化。専門家でなくとも最適化計算を可能にするクラウドサービスJijZeptを開発・提供を行う。

楊 天任

QunaSys CEO

量子コンピュータの社会実装を実現する

1994年生まれ。量子コンピュータの実用化にはハードウェアの進展が必須だが、本当使える技術にするためにはアルゴリズムやソフトウェアの進歩が不可欠だ。代表の楊天任は東京大学大学院情報理工学研究科の在学中の2018年に起業。発展途上にある量子コンピューターを社会問題の解決のために活用できるよう、実応用に向けて研究・開発を行っている。

米田 あゆ

JAXA宇宙飛行士候補者

日本人初の月面着陸を目指す

1995年生まれ。2019年東京大学医学部医学科卒業後、東京大学医学部附属病院に入職。2021年から日本赤十字社医療センターで外科医師として勤務。2023年2月、月面における活動も視野に入れたJAXA宇宙飛行士候補者選抜で過去最多の約4千人の応募者のなかから選ばれた。同年4月JAXAに入構し、宇宙飛行士候補者基礎訓練に参加。正式に認定されれば現役最年少のJAXA宇宙飛行士となる。

小林 亮大

Staple取締役、しおまち企画代表取締役

ローカルの最前線から社会課題に挑む

1995年生まれ。しまなみ海道の瀬戸田（広島県尾道）に惚れ込み、東京から移住。街のリビングルーム「SOIL Setoda」の開業を皮切りに、商店街での空き家開発やマラソン大会・マルシェ等の企画、特産品である柑橘産業の支援など、幅広い分野から瀬戸田の活性化に取り組む。今後は瀬戸田の30年先を見据えたまちづくりに挑戦。ローカルで奮起し、これからの日本や地方が抱える課題と最前線で向き合っている。

杉村 圭亮

Cultivera 研究開発本部マネージャー

海と植物の力で農業の未来を切り拓く

1996年生まれ。農業技術ベンチャーカルティベラが開発する湿度で野菜を育てる技術「Moisculture」を用いて栽培する三重県のポモナファームの取締役農場長を経て、カルティベラでエコシステムエンジニアとして海水で野菜を育てる海水農業技術の開発に取り組む。海面上昇に伴う淡水の枯渇や農地の塩害化など、世界の食料危機を解決すべく、持続可能な循環型食料生産システムの一端を担う技術の確立を目指す。

濱田 祐太

ローカルフラッグ代表取締役社長

ローカルベンチャーの旗手

1996年生まれ。京都府与謝野町出身。2019年関西学院大学在学中に、まちづくり会社「ローカルフラッグ」を創業。2020年には、与謝野町産ホップを使用したクラフトビール「ASOBI」をリリース。2023年7月には京都丹後鉄道「与謝野駅」前に自社醸造所＆飲食店を開業し、観光拠点として地域活性化を目指す。「持続可能な地域をつくる」をビジョンに、地域の旗振り役を担うローカルベンチャー。

田中 里姫

ガラス作家

心を奪われる感覚を繊細なガラスに宿す

1995年生まれ。青森県出身。2017年、秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻（ガラスコース）を卒業。同年4月から、秋田市新屋ガラス工房に勤務。21年、金沢市卯辰山工芸工房に入所。22年、金沢・国際ガラス展2022で大賞など。ガラスを繊細な存在感と柔らかな表現が可能な素材と捉え、目に映る物事に心が奪われる言葉に表せない感覚の表現を追求する。

外山 和洋

金属工芸作家

有機的な形に重ねる、命とエネルギーの循環

1994年生まれ。東京都出身。2017年、武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科クラフトコース金工専攻卒業。18年、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科助手。20〜22年、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科助教。無機物であり冷たく固い金属を、一度完全に溶かして暖かく有機的な形に再構築する過程を、地球上のエネルギー循環や命の循環に重ねて制作を行う。

藤田 和

硝漆作家

漆とガラスが織りなすその先にある表現を

1994年生まれ。大阪府出身。2018年、京都市立芸術大学美術学部工芸科漆工専攻卒業。19年、京都市産業技術研究所伝統産業技術後継者育成研修漆工応用コースを修了。22年、金沢卯辰山工芸工房漆芸工房修了。透明なガラスに重なる漆の表現に発見と驚きを覚えながら、その組み合わせによる表現の深化を図っている。