人間の新しい可能性を見出す、バーチャルヒューマンの可能性とは。
CG技術でつくり出した人間そっくりのバーチャルヒューマン「imma(いま)」。SNSに現れたピンクのボブヘアが特徴のimmaは2018年に誕生した。
国籍も年齢も性別も謎だ。スキンケアブランドSK-IIのCM出演や野村証券の広告起用、海外雑誌の表紙を飾るなど国内外で活躍。瞬く間にソーシャルメディアを席巻しインスタグラムやTikTokなどのSNS総フォロワー数は約100万人。世界中から注目を集め、コメント欄はさまざまな言語であふれている。
そんなimmaをはじめ、バーチャルヒューマンを手がけるAww Inc.のプロデューサーとして、世界への架け橋を担うのがジューストー沙羅だ。
「バーチャルヒューマンの価値」
人間がいくら容姿を変えても人種や立場など逃れられない枠がある一方、バーチャルヒューマンは国籍も年齢もない。「immaのような存在が私たち人間の可能性を広げてくれる」(ジューストー)。immaは2018年に誕生したが、いまだに人間だと思っている人も多いという。「この間も打ち合わせで『immaちゃんはどこ?』って聞かれて。そんなリアルとデジタルの真んなかにいるimmaだからこそ、これまで以上にデジタル世界の魅力や可能性を伝えることができる」。