ビジネス

2019.08.01

Forbes JAPANから見る、新時代への10の気づき

2019年、Forbes JAPANは創刊から5周年を迎えた。

米国で100年の歴史を持つForbesの名を冠しながら、国内では新興メディアとして、グローバルな視点を持つビジネスリーダーに向けて、独自の切り口でオンオフ両面の情報を発信し成長してきた。

昨年入社の筆者にこの5年間を振り返る言葉は持ち合わせていないが、Forbes JAPANの取材や編集に携わる中で自分自身の固定観念が覆され、新たな価値観が生まれた瞬間が何度もあった。

読者のみなさまには釈迦に説法だと思うが、筆者がForbes JAPANで得た気づきを参考記事とともにご紹介したい。



1、自分に期待し、努力する人に運命は微笑む。

Forbes JAPANでは突き抜けたビジネスリーダーや著名人のストーリーを描いてきた。そこには知られざる努力や挑戦の数々があった。

・7年間、毎日3時間の自分磨き。武井壮が編み出した「選ばれる人になる方法」
・連載 才能の見つけ方

2、人を所属や肩書で語れない時代がやってきた。一人ひとりの生き方そのものがロールモデルである。


所属や肩書や職業に縛られず、自分で道を切り拓く人が輝く。人を通じてビジネスや社会や未来を描くメディアでありたい。

・「100歳になったら政治記者になる」 元祖セルフメイドウーマン黒柳徹子の仕事哲学
・連載 セルフメイドウーマン

3、意外な「転身」「越境」が増えている。人生一度きり、本当にやりたいことをやれる人が強い。

退路を絶ってでも「転身」「越境」を選ぶ人には、何かを変える力がある。

・「Jリーグを使い倒せ!」若き女性理事が熱狂を生み出す
・アマゾン・ジャパン伝説の社員が始めた「世界唯一の実店舗」
・読売新聞→NHK→マカイラ。ある事件記者の転身

4、若き才能には無限の力がある。その言葉は傾聴に値する。

年功序列は崩壊しつつある。社会が、ビジネスが、カルチャーが、若きセンスやアイデアを必要としている。

・スーパーオーガニズム野口オロノ 中二病の父と18歳の娘、奇跡でクレージーな世界デビュー物語
・「30 UNDER 30 JAPAN 2019」
・「30 UNDER 30 JAPAN 2018」

5、挑戦すること、価値を生み出すことは、とにかく尊い。

他人の挑戦や失敗を論評するより、挑戦する企業や人の背中を押していきたい。

・年商8万円だった起業から学んだこと 本気で失敗すればチャンスはつかめる
・日本の起業家ランキング2019

6、正解のない時代だからこそ、新たなビジネスモデルが必要だ。

今までのモデルは通用しない。0から1を生み出せる人や組織が求められている。

・ビジネスモデルが変わるチャンスを逃さないために | 出井伸之
・ビジネスモデル革新の歴史 [HISTORY OF INNOVATION]

7、国内の中小企業のアイデアや技術がグローバルで注目されることがある。

私たちの生活を変えるようなユニークなプロダクトやサービスを生み出せる企業が日本各地にある。「中小企業」という呼び名はもうやめよう。

・廃業寸前からの復活 なぜ京都の老舗メーカーに世界中から依頼が殺到するのか
・Forbes JAPAN Small Giants

8、企業がその思いや哲学を発信すべき時代がきた。

リスクマネジメントは重要だが、企業やブランドの姿勢を消費者は厳しく見ている。メッセージがビジネスを動かすこともある。

・「100億総不幸社会」に生きたいか 聴衆を魅了した「1位起業家」のスピーチ全文
・家入一真「社員数人でも広報・PRは入れろ」ツイートに込めた思いとは

9、マネジメントにおいても人間性が問われている。人材は駒ではなく、多様な才能と可能性のかたまりである。

マネジメントにまつわる記事は多く、人気が高い。人材の流動化が急激に進む中、リーダーシップのあり方が問われている。

・勤務先が「従業員を大切にしているか」見極める10のヒント
・サラリーマンの働き方もプロ化する
・オバマ前大統領が示した、リーダーに必要な3要素
・マネジメントは「業務1割、人9割」
・マネジメントのコツ 礼儀正しくあることの重要性

10、ポジティブな思いや行動は、いつかネガティブを凌駕する。

読者のみなさまのひとつの選択肢として、これからもポジティブなニュースやストーリーを発信し続けていきたい。

・人々の北極星となる旗を掲げ、本質を描く。それがForbes JAPANの使命

文=林亜季

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