キャリア

2025.03.03 11:00

ビジネスの場で「もっと好かれる人」になるための4つのポイント

Minerva Studio / Shutterstock

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ビジネスの場で好感をもたれる上で大事なのは、性格の派手さや口数の多さではない。日常のちょっとした言動が首尾一貫していれば、人から信頼され、尊敬され、一緒に働きたいと思ってもらえるようになる。あなたの人となりは、言葉を発する前から、行動や態度にはっきりと表れているのだ。

筆者はそれを目の当たりにしてきた。キャリアの駆け出し時代は、成功の決め手は経歴と経験だと思っていた。しかしその後、幾度となく目にしたのだが、チャンスが向かう先には、周囲から「一緒に働きたい」と思われるタイプの人がいた。他の人から、一緒にいて心地がいい、自分はこの人から尊重されていて話を聞いてもらえている、と思われるような人だ。

そこで筆者は気づいた。人から好感をもたれることは、「あると良い長所」なだけではなく、すべてを一変させるゲームチェンジャーなのだと。

他の人から「一緒に働くのが楽しい」と心から思ってもらいたいなら、日々の小さな言動を大切にしよう。以下では、好感度をすぐさま上げるために心がけるべきシンプルなポイントを4つ紹介していこう。

笑顔で、前向きなエネルギーを発する

あなたが口を開く前から、他の人はあなたのエネルギーを感じ取っている。胸を張って堂々とふるまい、アイコンタクトを取り、笑顔を心がけよう。たとえ顔が見えない電話中でも、それを忘れてはならない。

2022年にNature Human Behaviourで発表された研究では、こちらが笑顔だと、相手も笑顔を浮かべずにはいられないことが明らかになった。笑顔を浮かべていると、瞬時に結びつきが生まれるし、より信頼できて有能な人間に見えるようになる。笑顔でいれば、仕事の半分は済んだも同然だ。

好ましいエネルギーは、人を引き付ける。だからといって、ちょっとした状況でも派手にふるまったり、無理に元気なふりをしたりする必要はない。ただ単に、物事の明るい面を見るようにして、問題よりも解決策に目を向け、何にでも文句をつけるような人にならないようにすればいい。その場の雰囲気を台無しにする人は嫌われる。

要するに、思いどおりに事が運ばないときでも、前向きな姿勢を失わないようにしよう。そうすれば、自信と粘り強さを示すことができ、周囲はきっとそれに気づく。

もっと重要なことに、自分の発するエネルギーは周囲の人にも伝染する。気持ちのいい雰囲気を発していれば、それはおのずと自分に返って来て、親しみやすさが一気に増すだろう。

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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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