約束を守る(信頼度は好感度と同義語)
何かをするつもりだと語ったら、必ずそう行動しよう。これは重要だ。記事をメールで送るのであれ、人を紹介するのであれ、単に時間を守るのであれ、発言と行動が常に一致していることがすべてを左右する。周りから「頼れる人間だ」と思ってもらえれば、公私を問わず、良い人間関係が築けるだろう。
人から好かれている人は、ドタキャンしたり、30分遅れでふらっと姿を現したりはしない。約束した時間通りにやって来て、やるべきことを最後までやり遂げ、約束を守る。
ただし、不測の事態が発生した場合は別だ。時には、いろいろなことが起きるのは仕方がない。突発的な事態が起きた時には、きちんと連絡しよう。予期せぬことが起きたと相手に知らせ、埋め合わせる手段を探らなくてはならない。そうした小さな心がけで、相手の時間を尊重していることを示せるし、自分の信頼度もアップする。
信頼性は、人間関係や仕事上のやり取りにおけるストレスを軽減させる。信頼できる人間であるとわかっていれば、話がより円滑に運んで、チームと協力しやすくなる。信頼性を欠く人間がいると、物事が途中で混乱してしまうかもしれない、と準備する必要があるが、信頼性の高い人と働けると、プロセスが安定して順調に進行し、共に働くことがストレスフリーになる。
人と人とを結びつける存在になる
顔が広くてみんなと知り合いだ、という人に会ったことはないだろうか。特に迷うことなく、あなたを適切な人に紹介できるタイプの人だ。そうした、人と人との橋渡し役になることこそ、好感度を上げる近道の1つだ。
紹介を通じて誰かと知り合いになると、道が開け、新たなチャンスが生まれ、真の人間関係が築けることがある。実際に、LinkedIn(リンクトイン)の調査で「成功のカギはネットワーキングだ」と回答したプロフェッショナルは80%に上っている。
ただし、しっかりとした関係を築くのに苦労している人は多い。そこで出番となるのが、人と人とをつなぐ橋渡し役だ。適切な人同士を結びつければ、人助けになるのはもちろん、「知り合いになっておくべき人」という評判を確立することもできる。
人と人とを結びつける橋渡し役は、常に周りに目を配っている。誰かがメンターや新しい仕事、リソースを求めているという話を耳にしたら、いざ出動だ。簡単なLinkedInメッセージやメールを送るだけでも、予想を超えた影響を与える可能性がある。
ここで秘訣を伝授しよう。人と人とを結びつけるときに、見返りを求めるのは禁物だ。妙なことを頼んだり、「君に貸しを作った」という態度はいけない。役に立つことができるから、助ける。それだけだ。
最も良い「橋渡し役」は、貸し借りを数え上げたりしない。他の人が成功する姿を目にすることだけを心から望んでいる。そして、その器の大きさに気づく人は必ずいる。人は、助けてもらった恩を忘れないものだ。そして、思いもよらないときに恩返ししてくれるに違いない。
そうして人と人とを結びつけているうちに、あなたの人脈はどんどん広がり、新たな道が開き始め、ふと気がつけば、「困ったときに頼れる人」という評判を手にしているはずだ。