欧州

2025.02.06 09:00

ロシア軍に「騎兵」復活の前触れ? 戦地を馬で駆ける兵士2人の姿

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ロシア軍では装甲車両が、非常に古い装甲車両ですらますます貴重になっており、突撃部隊は民生品のバンや小型車などに乗ることが多くなっている。次はもしかすると馬かもしれない。

コチェノクは、従来の歩兵用装甲車は「現代の戦闘の現実に適合していない」とし、それが人的損害の拡大につながっているとも指摘している。前線ではこうした車両は「燃えて兵士を死なせるだけのゴミ」と酷評されているとも伝えている。

だからといってロシアが戦争に負けつつあるわけではない。ロシアの戦力造成に関する問題は深刻だが、ウクライナはもっと深刻だ。

ウクライナの調査分析グループ、フロンテリジェンス・インサイトは4日の最新リポートで、ロシア軍は「甚大な損害を被っている」ものの、「ウクライナ側の防御がマンパワー(人的戦力)不足のため手薄になり、ロシア側がより多くの兵員を集中できている複数の方面で、引き続き前進している」と総括している。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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