スーパーなどで買い物しながら一緒に笑ったり、言葉にしなくても通じ合ったりと、何の苦労もなく満たされているように見える夫婦がいるのはなぜだろうと考えたことがあるのなら、それはあなただけではない。どの夫婦にもそれぞれに相性というものがあるが、ベストセラー作家で結婚生活についてアドバイスするローラ・ドイルが2025年に行った調査は、うまくいっている夫婦に共通する5つの重要な要素を浮き彫りにしている。
約600人の女性の意見に基づくこの調査結果は、温かい心や相互尊重、一貫した気遣いがある環境で愛が育まれるという、シンプルだが力強い真実を示している。
この記事では、幸せな結婚生活に欠かせいないと指摘されている5つの要素と、なぜそうした要素が私たちが考える以上に重要なのかを解説する。
1. 愛されていると感じる
ドイルの調査では、432人が「愛されている」と感じることが幸せの最大の源だと答えている。結婚生活において、愛されていると感じることとは実際にどのようなものかを考えるまでは当たり前のことのように思えるかもしれない。
愛されていると感じることには、パートナーがあなたに共感し、応えてくれると感じられることが含まれる。健全な結婚生活では、双方が「あなたのことを気にかけている。あなたを大切に思っている。あなたは私にとって大切な人だ」というサインを相手に送る。そうしたサインは愛情に満ちたテキストや温かいハグ、調子を尋ねる毎日の声掛け、あるいは相手のコーヒーの好みを覚えておくことなど、一貫性のある小さな行為で示されることが多い。
専門誌『The Journal of Psychology(ザ・ジャーナル・オブ・サイコロジー)』に掲載された2024年の研究によると、人はパートナーが自分のニーズに応えてくれるときに、最も愛されていると感じる傾向があるという。気遣われている、感情的に認められている、そして支えられていると感じることで関係の質が高まる。
愛情を示す、質の高い時間を過ごす、感情面あるいは実際のサポートを提供する、相手のありのままの姿を評価するなど、意図と一貫性が伴うこれらの行動を取ると深く愛されているとパートナーに感じてもらえる。
また、相手の好む「愛の言語」を学ぶことで、相手に合った方法で愛情を示すこともできる。愛の言語とは、肯定的な言葉や尽くす行為、質の高い時間、身体的な触れ合い、贈り物など、人が自然に愛を与えたり受け取ったりする具体的な方法のことだ。