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ゼロイチの創り方を考える

Xenoma(ゼノマ)の「e-skin」

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今も広い範囲で不要不急の外出自粛が続いている。私もここ2ヶ月間弱、自宅勤務が続いているが、打ち合わせはすべてオンラインで済むし、移動時間がないお陰でこれまでよりも生産性が上がっている気さえする。飲食店や生産者を応援するため、積極的にフードデリバリーや生鮮食料品のお取り寄せを利用し、食生活も以前より豊かになっている。

活動量が減り、食生活が豊かになったことで生じる課題の1つは体重の増加だ。不思議なもので、これといった活動せずに家の中で呼吸しているだけでもお腹は減る。気分転換の外出もできるだけ控えないといけないので、唯一の楽しみが食事になってしまい、体重増加のスパイラルが加速していく。

こういった極端な状況では自分の健康状態の変化に敏感になれるが、習慣化された日々の生活の中では自分の行動を見直すことは難しい。週末は家で一日中動画を観て過ごす、甘いものが大好き、ラーメンの大盛りが無料だったら必ず頼んでしまう、飲み会に行けば帰りはいつも終電近く、という習慣を辞められない人が初めて後悔するのは、自分の身体に不調を感じたときだ。

自分が病気になる前に、事前にアラートを上げてくれたらどんなに良いだろう。近い未来はそんなことが当たり前になってほしいと期待している人も少なくないのではないだろうか。

近年はIoTデバイス等の普及により心拍や体温、血糖値などの様々なバイタルデータを取得できるようになり、健康面の異常を事前に検知できるケースが増えている。アメリカではApple Watchが心房細動の兆候を検出し、利用者が命を救われるケースもある。

正真正銘の“ウェアラブル”デバイス


私もヘルステック業界に身を置くものとして一通りのヘルスケアデバイスを試してきたが、長続きした試しがない。測定結果に見慣れてくると、デバイスを着けることをうっかり忘れてしまうのである。しかし、それも無理はない。数日間デバイスを着けていれば、自分の大体のデータは把握できてしまうため、これくらいのデータになるだろうとイメージができてしまうのだ。

しかし、日々のデータをきちんと取得しておくことは長期的な健康管理に使えるだろうし、突発的な不調の発見にも役立つことは間違いない。そのため、将来的には身体のどこかに埋め込むインプラントタイプのセンサー付きデバイスが普及すると良いなと期待している。そんな折、洋服のように身に着けることができるデバイスを開発した会社があると聞き、話を聞いた。

文・写真=入澤諒

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