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2023.09.25

日本の医療の未来を明るく照らす歯科DXの革新的ソリューション

日本の歯科DXをけん引する企業が岡山県に存在しているという。どのような実績を積み上げてきた企業なのだろうか。

今春にリリースされた、日本の医療費抑制と国民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に貢献するソリューションとは。


全国の歯科診療所の数は6万7,310だ(2023年6月30日に厚生労働省公表の「医療施設動態調査 令和5年4月末概数」)。同時期における全国のコンビニエンスストアの数は5万5,759である(日本フランチャイズチェーン協会の23年4月度「コンビニエンスストア統計調査月報」)。

今春、歯科DXの切り札が誕生した

今、DXやAIの広がりによって世界は大きく変わろうとしている。日本で暮らす私たちにとってコンビニよりも身近にある歯科に対し、テクノロジーの恩恵を届けようとしている企業が岡山市を拠点とする東和ハイシステムだ。

事業の全体像を解き明かすべく、代表取締役の石井滋久に話を聞いた。

「今年の4月18日、東和ハイシステムは『AI・音声歯周病検査システムP-VoiceDental Spirit(以下、P-Voice)』を発売しました。検査している最中に発話するだけで、システムが音声を拾って結果を記録します。スマートグラス(眼鏡型端末)を装着すれば、視線を少し動かすだけで120インチ相当の電子カルテ画面が視界に浮かび、入力結果の確認ができます」

音声で歯周病検査の結果を入力できる画期的なシステムにより、通常は記録要員と2人体制で行われる歯周病検査をひとりで完結できる。あるいは、手で入力するたびに手袋の脱着と手指消毒を繰り返す手間を省くことが可能になる。

「このシステムにより、歯科の業務効率が大きく改善されることは間違いありません。今、歯科の現場では歯科衛生士不足が深刻化しています。そうしたなか、政府は令和7年度を目安として、国民に毎年の歯科健診を義務づける『国民皆歯科健診』制度の導入を検討しています。人手不足に加え、これまで潜在的だった歯周病検査をはじめとする歯科医療ニーズが大きく顕在化する流れに向かっているのです」 

歯周病は心血管疾患や糖尿病といった病気を招くことがある。定期健診を通じて国民の歯の健康を守ることは、健康寿命の延伸にもつながる。高騰の一途をたどる医療費を抑制し、国民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めるというふたつの目標達成のためには、歯科のDX推進を急ぐ必要があるのだ。

実は、4月発売の「P-Voice」は、すでに3月に発売されていた「AI・音声電子カルテ統合システムHi Dental SpiritAI-Voice(以下、AI-Voice)」から歯周病検査の機能を切り出したものだという。

「『AI-Voice』は東和ハイシステムと日立製作所の協創により、音声認識対応の歯科医向け電子カルテ統合システムとして業界ではじめてリリースしたものです。音声で電子カルテを操作する『Karte-Voice』、患者との会話を音声記録する『Rec-Voice』、音声で歯周病検査の結果を記録する『P-Voice』。これら3つの機能を集積しています。AIの自然言語処理技術が歯の部位、病名、処置、薬品、材料などに関する約22万もの用語をカバーしているのが特徴です」

東和ハイシステム 代表取締役の石井滋久

歯科医療に夢と未来を提供する

なぜ、東和ハイシステムは日本の歯科業界において革新的なソリューションを生み出せたのだろうか。その要因は、「歯科医療に夢と未来を提供したい」という想いを積み重ねてきた同社の歴史にある。

78年に石井によって設立された同社は、外食産業向けPOSシステムを皮切りに、接骨医院向けレセプトシステム(診療報酬明細書を作成)などの開発・販売を行ってきた。

「86年に歯科医院専用のレセプトシステムを手がけたのが現在のビジネスの起点になっています。従来のMS-DOSからWindows 3.1のC言語へと切り替わる流れが明らかになった94年には、それまで多業種に向けて展開していた10種類ほどのパッケージビジネスをすべて捨てて、歯科医院向けのものに絞り込む戦略をとりました。そうして、96年に『Hi Dental for Windows』という新しいレセプトシステムの販売を開始したのです」

時代の大勢に柔軟に応じながら、これらの経営判断を行ってきたのが石井である。彼による経営判断とは、まだDXという言葉が世の中になかった時代から歯科のDXにまい進するというものだった。そうした意志と実績の積み上げが、東和ハイシステムにはある。

90年代当時から石井は、歯科医院向けパッケージビジネスのマーケットの大きさに魅力を感じると同時に、小さな診療所の数が多く大手のシステム開発会社が手を出しにくい市場であることも理解し、自社の戦略に生かしてきた。

「『顔が見え、心が触れ合うサポートなくして、販売なし。お客さまの笑顔、お客さまの満足が私たちの喜び』。これが東和ハイシステムの事業理念です。86年に歯科医院向けのシステムを販売して以来、『親しまれ・愛され・信頼される』関係を構築するべく営業活動を行ってきました」

常にお客さまの立場に立ち、真に現場で求められるシステムを開発・販売しようとする姿勢は、歯科医院向けシステムをはじめて販売してからちょうど30年後の16年、ついにひとつの金字塔にたどり着いた。

「『歯科電子カルテ統合システムHi DentalSpirit XR-10i(以下、XR-10i)』ですね。『AI-Voice』に先立つこと7年前に販売を開始していたのが、この非音声版の電子カルテ統合システムになります。スマホによる予約システム、歯周病検査、問診、自由診療、画像説明、あらゆるインフォームドコンセントアプリが電子カルテと結合していて一元管理を可能にします。生体認証(指静脈)で不正ログインを排除し、セキュアデータベース『HiRDB』の監査証跡機能によって情報漏えいやデータ改ざんも排除しています」 

この非音声版の「XR-10i」があったからこそ、音声版の「AI-Voice」が誕生した。何もないところからイノベーションは生まれない。86年以来の意志と実績の積み上げが、23年の革新につながったのだ。

「86年以来ということでいえば、当時から『システムサポート費用』『ソフト保守費用』『バージョンアップ費用』のすべてが無償の『三無(さんむ)主義』を貫いているところも東和ハイシステムの誇りです。すべては、お客さまのためなのです」

20年12月25日、東和ハイシステムは東京証券取引所JASDAQスタンダード上場を果たした。78年に創業してから黒字経営を続けてきたが、「AI-Voice」や「P-Voice」をリリースした23年からは、さらに新しい成長ステージに突入している。

データを安全に扱えること。あらゆる業務を一元管理できること。手袋を外さなくても会話記録を残し、電子カルテを作成できること。

「これらが歯科DXに必要とされる3つの要素だ」と、石井は語る。日本の歯科DXのトップランナーとして東和ハイシステムは、今後も独走を続ける。

「『歯科医療に夢と未来を提供したい』という想いに終着点はありません。歯科医療の夢と未来は、日本国民の夢と未来に必ず通じていきます。現在は東京と横浜、そして大阪から西のエリアで全23の拠点を展開中です。人財を補強する、あるいは信頼できる営業パートナーを探すことで営業基盤を拡充しながら、私たちはこれからも夢と未来を追い続けていきます」

東和ハイシステム

いしい・しげひさ◎1945年生まれ。78年、東和レジスター岡山販売(現在の東和ハイシステム)を設立。87年、東和ハイシステムに商号変更。2016年に歯科業界初となる歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-1 0i」をリリースするなど、歯科DXをけん引してきた。

Promoted by 東和ハイシステム / text by Kiyoto Kuniryo / photographs by Shuji Goto / edited by Akio Takashiro

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