ロウラーによると、クリエイターにとってこのような方法で仕事をすることの利点のひとつは、早い段階から自分のアイデアを検証でき、サポートを得られることだという。彼は、多くの若いクリエイターが伝統的な出版社やスタジオにアプローチすることを躊躇しており、クリエイティブな仕事を諦めてしまうケースが多いと指摘する。
サブスクやレベニューシェアで収益化
現状でUnvaleは収益を上げていないが、同社はサブスクリプションやクリエイターとのレベニューシェアに可能性を見出している。そのためには、同社が目指すモデルを実現するのに十分な規模を構築することが重要だ。
Unvaleは、新たに調達した資金をエンジニアの採用などに充当して、プラットフォームを拡大しようとしている。
「Unvaleは目覚ましい成長を遂げている。彼らは常に高い目標を達成し、その実現に向けて突き進んでいる」と、Unvaleに出資するベンチャーキャピタルAntlerのゼネラル・パートナーであるライアン・ソマーヴィルは述べている。
Unvaleのプラットフォームを利用しているクリエイターの多くは、コミックやアニメ、小説などの自分の作品を他の人たちと共有することを願う、若く情熱的な人々だ。
「ユーザー生成コンテンツのプラットフォームは、民主的なアクセスと、成功への公平で実力主義的な道筋を生み出すことができる。我々は、すべてのクリエイターが成功に近づける場所を提供したいと考えている」とロウラーは語った。