ウクライナ軍の空挺強襲軍第95独立空挺強襲旅団、米国製のM1エイブラムス戦車やM2ブラッドレー歩兵戦闘車を擁する陸軍第47独立機械化旅団、改編されたばかりの陸軍第17独立重機械化旅団(旧第17独立戦車旅団)という重装備の3個部隊は、歩兵を満載したBTRを、第810海軍歩兵旅団が送り込めるのと同じくらい速いペースで粉砕している。
OSINT(オープンソース・インテリジェンス)アナリストらはドローン(無人機)の映像をざっと調べた結果、突出部北端のポグレブキ村一帯で、BTRの残骸が複数転がった墓場を少なくとも3カ所確認している。ロシア兵の遺体がばらばら横たわる映像も共有されている。
それでも、ロシア軍の一部のBTRはウクライナ側の地雷やドローン攻撃、砲撃、ミサイルをくぐり抜け、ウクライナ側の前線を10月時点から1.5kmあまり押し下げている。そして、ロシア側の反撃部隊には、自軍や北朝鮮からの増援もどんどん入ってきている。
支援は北朝鮮以外からも来ている。CDSによれば、第810海軍歩兵旅団がロシア占領下のクリミアに保有する訓練場で「アフリカ諸国やキューバからの傭兵」が訓練されていることが、パルチザン組織の偵察活動で判明した。
(forbes.com 原文)