これまで、高収入のキャリアを築くには、長年の経験、会社での週60〜80時間の労働、学部や修士課程での学位取得が必要だと言われてきた。
しかしその一方で、最近Henley & Partnersが発表したレポートによると、Z世代は最も裕福な世代になる可能性があるという。
その理由はなんだろうか? 彼らは家計に占める投資の割合を増やし、スタートアップ企業やフリーランスの仕事を興し、もしくは副業を始め、インフルエンサーやマイクロインフルエンサーになりつつある。フォーブスの2025年版『30 UNDER 30』のリストを見ても明らかなように、他の世代に比べ、わずか数年で10万ドル(約1400万円)以上の年収を達成する人が多い。
Z世代は、「もっと働けばいつか金持ちになれるかもしれない」という企業社会の嘘から逃れ、支出を賄うことができ、かつ満足な買い物を楽しむことができるキャリアを選んでおり、JobLeadsの調べによれば、そうした世代の半数以上がリモート可能なフリーランスの仕事が好ましいと答えたという。
そして、それは年齢とはまったく関係がない。
昼夜を問わず働き続けなくても、経済的自由とキャリアの安定を築くことは可能なのだ。フルタイム時代よりも多くの収入を得ることもできる。
だからといって、一夜にして大金持ちになれるわけではない。しかし、工夫をすることで、たとえ寝ている間であっても、あなたの想像以上の収入を得ることは可能なのだ。
本稿では、たとえ週に6時間しかキャリアの成長のために割ける時間がなくとも、10万ドル(約1400万円)以上の報酬を得るための方法を紹介しよう。
1. 高収入のスキルを選ぶ
まず最初にすべきことは、自分のスキルセットを評価し、すでに持っている高収入のスキルを選ぶか、新しいスキルを学ぶことだ。今の時代、オンラインコースを活用すれば週に数時間の投資だけで新しいスキルを習得することができる。もちろん、時間をかければかけるほど、収益化につなげることもできるだろう。
2. パッシブインカム(受動的収入)の仕組みを作る
時間のかからないスケーラブルなビジネスの仕組みを作ろう。デジタル製品の販売やeコマースなど、最小限の初期投資と週に数時間の作業だけで完結する受動的な収入源を模索しよう。