コンテンツクリエイターやインフルエンサーが、InstagramやTikTokで誇らしげに自身のライフスタイルを披露したり、世界のあちこちに旅をして仕事もできることを自慢しているのを目にし、彼らはただ運が良かっただけなのだとあなたは思うかもしれない。彼らは何も仕事をしていないかのようにみえるのに、なぜこれほど多くのことを成し遂げ、ほとんど苦労せずに楽しむことができるのだろうか。
実はそうではない。彼らのほとんどは、偶然や単なる幸運によって成功を手にしたわけではない。彼らは膨大な価値を生み出す方法を学び、それを何度も繰り返して報酬を得るシステムを取り入れたのだ。
朗報がある。彼らと同じシステムをあなたも活用できる。うらやむ必要はない。以下に紹介する、習得しやすく、応用性が高いスキルのいずれかを身につければ、キャリアと経済面の両方で成功を収められる。
昔は収入を得るために時間、そして健康さえも犠牲にしていた。もっとお金が欲しければ、残業や副業をする必要があった。あるいは燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥ること間違いなしの、夜遅くまで働き、自由時間のほとんどを注ぐ事業を立ち上げる必要があった。
今日では、このような働き方が健全でも持続可能でもないと人々は悟り始めている。時間に縛られるとウェルビーイングが損なわれ、稼いだお金で十分に楽しめず、大切な人たちと充実のひとときを過ごす時間やエネルギーも奪われる。
WHO(世界保健機関)の2021年の研究には、「週55時間以上働くと、週35~40時間の労働に比べて脳卒中のリスクが推定35%高くなり、虚血性心疾患による死亡リスクは17%高くなる」とある。
そのため、より少ない労働時間でより多く稼ごうとすることは理にかなっているのだ。米国のプロフェッショナルの約5人に1人が年4200ドル(約61万円)の不労所得を得ているという報道もある。
では持続的に不労所得が発生し、本業にできるだけの収入を得られるようにするためには、どのようなスキルを習得して活用すればいいのだろうか。フルタイムの仕事を辞め、労働時間を減らして人生で最も大切なことに注力するために、自分のスキルを稼ぐ力に変えるにはどうすればよいだろうか。
1. コンテンツ制作
コンテンツ制作(ブログ、記事、ポッドキャスト、動画、リール、短い形式のSNSコンテンツ、そして調査レポートやインフォグラフィック、キャプション付きの写真投稿などより長い形式のコンテンツなど)は数十億ドル規模の産業だ。統計データベースStatista(スタティスタ)による2022年のレポートには「世界のコンテンツマーケティング業界の売上は約630億ドル(約9兆2000億円)と推定される」とある。また、「今後さらに成長を続け、2026年には1070億ドル(約15兆6000億円)に達する」と予測されている。
コンテンツ制作が絶好の不労収入源である理由は、コンテンツ自体が永続的なものだからだ。公開されたコンテンツは何らかの事柄と関連性があり、検索エンジン最適化(SEO)対策が取られている限り、制作から何年経っても収入を生み続けられる。
今年習得する価値のあるコンテンツ制作関連のスキルと不労所得アイデアには、以下のようなものがある。
2025年、習得価値のあるコンテンツ作成スキル
・SEO
・リサーチ
・ストーリーテリング
・オーディエンスエンゲージメント(特定のコンテンツやブランドへの視聴者や読者の関心度や反応を測る)
・オーディエンス分析
・ソフトウェア開発
コンテンツクリエイター向け不労所得アイデア
・電子書籍の自費出版
・コンテンツのライセンス契約
・デジタル製品や印刷可能な物の販売
・アフィリエイトリンクやスポンサーシップ付きのブログやポッドキャストなどの制作