ウクライナの調査分析グループ、ディープステート(DeepState)は、ロシア軍がウクライナ軍の陣地に投下する滑空爆弾が「ここ数日で大幅に増加している」と報告している。
2日かその少し前、第47旅団のブラッドレー1両が25mm機関砲で射撃しながらポクロウシク東方のロシア軍部隊に向けて進んでいたところ、真正面からロシア軍の対戦車ミサイルの直撃を受けた。ブラッドレーは爆発・炎上し、走行不能になった。乗員やほかの搭乗者は社内から脱出し、退却している。
Ukraine lost its next Bradley IFV in the Pokrovsk direction. Russians used an anti-tank weapon. The Ukrainian crew survived. pic.twitter.com/UDkeKmhtRT
— Julian Röpcke🇺🇦 (@JulianRoepcke) August 3, 2024
今後の情勢は不透明だ。ウクライナ側にとって希望のもてる点があるとすれば、市街地は比較的守りやすいことだろう。ロシア側はポクロウシクに近づくほど、現在の進軍ペースを維持することが難しくなるかもしれない。
ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)はすでにそうした動向を観察している。「ポクロウシクに向かう敵の現在の前進ペースは、市街地への接近によって減速しつつある」と2日の作戦状況評価に書いている。
とはいえ、ロシア軍をポクロウシクに近づかせないように長らく戦ってきたウクライナ軍にとって、それはたいした慰めにならないだろう。侵略者はじわじわとポクロウシクに近づいてきている。
(forbes.com 原文)