「我々は定年・年金なしの『生涯現役ワークスタイル』にシフトしていく必要があります。その際、もし高齢になってもライスワークを続けていると、苦しみながら働き続けることになる。でももし、Deep Needsに合致するライフワークを生業にできたら、喜んで働き続けたいと思うはず。
人間というのは、強制されたり、義務感から行動すると能力の半分も発揮できない生き物です。Deep Needsこそが、最も高いモチベーションと集中力、最大のパフォーマンスをあなたにもたらします。楽しくて夢中になれば、無理せず自然に、その高次の状態を持続できるようになる。その状態を手にできるかどうかで人生は決まります」
子どもの頃、脇目もふらず無心になって楽しんでいたら、あっという間に一日が終わっていた、なんて経験は誰しもあったはずだ。四角はあの身震いするほど心が満たされた状態になれるライフワークを、一刻も早く見つけるべきだと説く。
「子ども時代を思い出し、大人になるにつれて失ってしまった、あの純真な情熱を取り戻しましょう。子ども心や遊び心、幸福感や生きがいという、あなたの内から無限に湧き出す再生可能エネルギーで、あなたの最強モーターを駆動し続け、まるで『生涯現役アーティスト』のごとく、本気で遊ぶように働き続け、真に豊かな人生を生きてみませんか」
四角大輔◎執筆家、森の生活者、Greenpeace Japan&環境省アンバサダー。ニュージーランドの湖畔の森でサステナブルな自給自足ライフを営みながら、場所・時間・お金に縛られず、組織や制度に依存しない働き方を構築。ポスト資本主義的な人生をデザインする学校「LifestyleDesign.Camp」主宰。著書に「超ミニマル・ライフ」「超ミニマル主義」「自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと」他多数。