宇宙

2025.04.14 17:00

米ブルーオリジン、女性6人搭乗のロケットをまもなく打ち上げ

ブルーオリジンの観光ロケットに搭乗する歌手のケイティ・ペリー(Robert Smith/Patrick McMullan via Getty Images)

投資会社サマセット・キャピタル・パートナーズのCEOの息子であるデーメンは、暗号資産のビリオネア、ジャスティン・サンが2800万ドル(約40億円)でクルーの座を落札したもののスケジュールの都合で辞退したことにより選出されていた。

費用は1人1億8000万円との報道も

ブルーオリジンのフライトに参加するには100万ドル(約1億4300万円)以上が必要だと報じられている。座席を確保するには、同社ウェブサイトのフォームに記入し、15万ドル(約2140万円)のデポジットを支払う必要がある。人気のYouTubeチャンネル「Dude Perfect」の共同創業者コビー・コットンは、2022年8月にニューシェパードに搭乗したが、Quartzによるとその費用は125万ドル(約1億7900万円)だったという。

ブルーオリジンは料金の詳細を公表していないが、英紙オブザーバーは、無償のフライトもあれば、かなり高額なケースもあると報じている。「お金の問題ではなく、その人が誰か、社会的な影響力があるかそして彼らの打ち上げ目的と合致しているかどうかが重要だ」と富裕層向けに宇宙旅行を仲介するSpaceVIPの共同創業者ローマン・チポルカはオブザーバーに語っていた。

今回の女性のみで行なう宇宙旅行には、一部から反発の声も上がっている。女優のオリヴィア・マンは人気のテレビ番組『Today with Jenna & Friends』に出演した際に「世界中で多くの人が経済的に苦しんでいる中で、こんな贅沢なプロジェクトをやる意味があるのか。卵すら買えない人がたくさんいる中で、これはちょっと贅沢すぎると思う」と発言している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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