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欧州

2025.01.25 09:00

ロシア軍の残り少ない装甲車両、クルスク州でジャベリンの餌食に ウクライナも在庫に不安

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ウクライナ国家親衛隊の第5独立特殊任務分遣隊(特殊任務センター「オメガ」隷下)は夜間にもジャベリンを発射している。エストニアのアナリストのWarTranslatedは「夜の闇の中でもロシア占領軍は隠れることができない」とコメントしている

ロシア軍もクルスク州に多数の対戦車ミサイルを配備しているとみられる。前出の軍事ブロガーはロシア軍の砲兵部門に関して「比較的十分な数があるのはATGMだけだ」と書いている。とはいえ、昨年8月の侵攻初期やごくわずかな例外を除き、クルスク州のウクライナ軍は守勢に回っている。つまり、ウクライナ軍の車両はわざわざ掩蔽陣地を出て最前線に近づき、ロシア側のミサイルに身をさらす必要はない。

そのため、装甲車両の損害はロシア側に偏って多く出ている。ウクライナ軍の地雷、ドローン、そしてジャベリンによって。

こうした状況は長く続かないかもしれない。米国のドナルド・トランプ新政権がウクライナにジャベリンを追加で送らない限り、バイデン政権が1万発あまり渡したジャベリンはやがて尽きる。もっとも、まさにいまジャベリンによって攻撃されているロシア軍戦車の乗員にとっては、それもほとんど慰めにならないだろう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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