5)部活動の平均的な活動頻度
全体では「週5〜6回(37.4%)」が最も多く、運動部と文化部で分けてみてみると、運動部は「週5〜6回(49.2%)」、文化部では「週1〜2回(36.2%)」という回答が圧倒的に多数だった。6)部活動の頻度について
「適切だ」と考えるのは68.6%(運動部66.1%、文化部72.4%)となり、過半数が部活動の頻度について、満足しながら活動しているようだ。7)部活動のSNSアカウントの運用目的
SNSアカウントがある部活動に55.6%の回答者が所属しているが、運用目的として「校外の生徒にも活動を知ってもらうため(23.5%)」「活動の内容や思い出を記録するため(21.9%)」「校内の生徒に情報を発信するため(21.4%)」と回答している。約半数が部活選びで「部員同士の仲が良いこと」を重視。Z世代が部活動に求めるモノ
「部活内に仲がいい友達がいる(48.3%)」が部活動のモチベーションになっているようだ。「厳しい」と感じる基準については「怒鳴られることがある・多い(46.0%)」などが挙がり、一方で「ゆるい」と感じる基準としては「自由な時間が多い・部活に関係ない話がしやすい(52.4%)」などが挙がった。
8)部活動を選択する上で重視していたこと
全体では「部員同士の仲が良い(47.2%)」「自分の好きな競技や活動内容である(46.0%)」「先輩後輩の仲が良い(37.1%)」という回答が多く、運動部では「部員同士の中が良い(50.4%)」、文化部では「『ゆるい』部活である(49.2%)」が最も重視されていた。9)実際に所属する部活動の特徴
「自由な雰囲気である(53.3%)」「人間関係が良好である(51.3%)」「先輩後輩の仲が良い(51.0%)」などが挙げられた。10)部活動をするモチベーション
「部活内に仲がいい友達がいる(48.3%)」「自分の成長を感じられる(37.6%)」「その競技を極めたい・競技が好き(31.9%)」などが挙げられ、活動内容はもちろん、人間関係がとても重要であることがわかる。実際にグループインタビューでも、「部活が終わった後に、全員でお菓子を食べながらおしゃべりする時間が毎日あるが、それを楽しみに部活に行っていた」という声があった。
11)部活動にもう少し「ゆるさ」がほしいか
「あてはまらない」と回答したのは64.4%、「部活動にもう少し『厳しさ』がほしい」という質問に対し「あてはまらない」と回答したのは75.1%と、ともに過半数を超えており、多くの現役高校生は今の部活動の環境に満足していると考えられる。12)どのような部活を「厳しい」と感じるか
「怒鳴られることがある・多い(46.0%)」「顧問やコーチが主導権を握っている(41.5%)」「練習頻度が高い(39.9%)」などが挙げられた。実際にグループインタビューでは「自分の学校で『厳しい部活』と言われている部活は、顧問がすごく怖い部活のことだと思う」「自分の部活は『厳しい』部活だと思うが、後輩がさぼらないように出席状況や練習姿勢をみていて、気を抜いていたら先輩が注意する」といった声があった。