Z世代のブカツ意識 理想のチームやリーダー像とは

Z世代の部活動に関する意識調査

[SHIBUYA109 lab.所長が分析!]伝統は受け継がれるものの、SNS外交で変化?/Z世代高校生と社会人のリーダーシップ観に共通点!

今回の調査結果は、Z世代とともに働く先輩世代にとっても、彼ら彼女らへの理解を深める助けになってくれることだろう。
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SHIBUYA109 lab.所長の長田麻衣氏は以下のように分析している。

「グループインタビューでは、運動部・文化部、強豪校であるかなどによって部活動の実態に違いが見られましたが、 全体的に「伝統的なしきたり」が代々受け継がれ、カルチャーとして残っている様子が見られました。

高校生のコミュニティは学校を中心に構成されていて、大学生・社会人と比較してクローズドで拡散性が低いことから、 ルールの刷新等に関する視点が生まれにくい状況が見受けられます。 そんな中でも、部活のSNSアカウントを運営し、他校の部員や学生との緩いつながりを作るケースも増えていることから、 部活動の在り方が変化するきっかけになるかもしれません。
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そして、高校生にとっての「理想の先輩像」は、1月に実施したZ世代社会人を対象にした調査*2 の「理想の上司像」と ほぼ同じ結果となりました。「周囲を引っ張っていく」リーダーシップから「寄り添い型」リーダーシップへの変換が求められます」。

*2:Z世代の仕事に関する意識調査(https://shibuya109lab.jp/article/230222.html
Q. あなたがなくなってほしいと思う部活動のルールを教えてください。[自由回答]n=439 ※自由回答一部抜粋|SHIBUYA109 lab.「Z世代の部活動に関する意識調査」
【調査概要】
<WEB調査>
調査期間:2023年8月
調査パネル:外部調査会社のアンケートパネルを使用(SHIBUYA109 lab.調べ GMOリサーチ プラットフォーム利用の調査)
居住地:一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)
性別:男女
年齢:15~18歳
対象:高校生
回答者数:439名(男性200名/女性239名)
※文化部または運動部のどちらかに所属している方が本調査対象者
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。
※SC回答はn=942(男性283名/女性659名)

<SHIBUYA109 lab.による定性調査>
グループインタビュー
対象者条件:男子4名、女子4名 2G 合計8名
※その他過去定性調査をもとに考察

【SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキュウラボ)概要】
SHIBUYA109エンタテイメントが運営する新しい世代に特化した若者マーケティング機関。SHIBUYA109のターゲットである「around20(15~24歳)」を中心に彼らの実態を調査し、SHIBUYA109独自の視点から分析している。
設立:2018年5月17日
所長:長田麻衣(SHIBUYA109エンタテイメント所属)
>> SHIBUYA109 lab. ホームページ

【SHIBUYA109エンタテイメント 概要】
SHIBUYA109渋谷店(東京都・渋谷区)を中心とした4つの施設を展開。「Making You SHINE!-新しい世代の“今”を輝かせ、夢や願いを叶える-」の企業理念を掲げ、これからを担う新しい世代の今を輝かせ、夢や願いを叶えるため、商業施設運営に留まらないエンタテイメント事業展開を行う。
設立:2017年4月3日
代表取締役社長:石川 あゆみ
>> SHIBUYA109エンタテイメント ホームページ

>> SHIBUYA109エンタテイメント プレスリリース

写真=SHIBUYA109エンタテイメント 文=宇藤智子

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