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2022.10.01 10:30

「週休3日制」は世界の新スタンダードになり得るか

Getty Images

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週休3日制(週4日労働)は世界的に採用が進み、多くの人にとって現実のものとなりつつある。6月初旬、英国では企業70社超が6カ月間の試験プログラムに着手し、その結果はすでに良好なもののようだ。

英国で週休3日制を推進する非営利団体「4 Day Week Global」は試験運用の途中ながら、参加企業の大半(95%)で生産性が維持されている、または向上し、正式な試験運用が終了した後もほとんどの企業(86%)がプログラムを継続するだろうと報告している。このデータは、参加企業73社のうち41社が回答したアンケートで得られたものだ。

4 Day Week Globalの最高経営責任者(CEO)のジョー・オコナーは「英国の試験プログラムに参加した企業の経営者の感じ方を調べた今日のデータは、グローバルの試験で企業から寄せられていた間接的フィードバック、つまり大多数の企業にとって圧倒的にポジティブな経験ということを裏づけている」と電子メールで述べた。

オコナーは「トライアルに参加したパイオニアたちは、労働時間や仕事そのものに対する考え方について深く埋め込まれた文化的・社会的規範に挑戦している」と付け加えた。

他の国やグローバル企業でもすでに週休3日制を導入し、大きな成功を収めている。

昔の働き方


人々は何十年もの間、混んでいるバスや電車に押し込められ、毎日2時間以上かけて通勤していた。会社に着くと高層ビルの密閉された空間でまぶしい蛍光灯に照らされながら8時間以上もコンピュータの画面とにらめっこする。管理が細かい上司は常にあなたの肩越しに、あなたが仕事をしていることを確認している。生産性ではなく、顔の見える時間が重要なのだ。上司は自分が重要であると感じるために、たくさんのミーティングの予定を入れる。次の会議の打ち合わせ、会議そのもの、そして会議後の報告会。このような旧態依然とした働き方は過酷で疲れる。

長くて退屈な仕事の日々の後、たった2日の休みでは充電できない。1日は雑用、食料品の買い物、洗濯、子どもの世話、家や庭の手入れ、人付き合いなどで過ぎてしまう。そしてSlackやメールをチェックし、日曜夜に仕事の残務をするのだろう。月曜の朝になっても疲れが残っている。
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翻訳=溝口慈子

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