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2022.02.19 11:30

プロゲーマー育成だけではない 日本初「eスポーツ専門高校」が挑む日本教育の課題


メンタルケアもぬかりなく


同校では、全日制と通信制を用意。全日制は文科省規定のカリキュラムを教員が実施する。
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一方、通信制は出欠自由、必要最低限のカリキュラムをこなし、ゲームに必要な要素を学ぶ。前出の通信制の中央国際高校では、通学しなくともいいというメリットから、Jリーガーやモー娘、SKEのメンバーなど芸能人を輩出し、同時に高校卒業の資格も取得しているそうだ。

親からも安心して任せられると考えてもらえるよう、食事のケア、アイケア、もちろんメンタルケアにも力点を置く。

「そもそもゲーム依存症になる傾向がありますから、(メンタルケアは)非常に重要です。eスポーツでレギュラーになれなかったから、大会でこてんぱんに負けたから、落ち込む、不登校になる……。それでは意味がありません。パラリンピアンをメンタル・コーチとして招き入れるなど心のケアにも力を入れています」とのこと。
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「それでも違和感が大きい」と斉藤学院長は言う。

「eスポーツはまだ社会悪だと思われています。我々は(子どもたちにむけ)ゲームでトップレベルを目指してもいいんだと思える受け皿を作りたいのです」

時代は、教育の分野でも、eスポーツに向かっている。

文・撮影=松永裕司 編集=露原直人

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