単なるフィットネストラッカーのような腕時計型デバイスにはもう飽き飽きしている人へ。ゲーム会社のAtari(アタリ)は、ウェアラブル端末の基本的な機能とレトロなTVゲームを組み合わせた「Atari 2600 My Play Watch(アタリ2600マイプレイウォッチ)」を発売し、状況を大きく変えようとしている。
アタリ2600マイプレイウォッチは、人気の高い携帯レトロゲーム機からヒントを得ているが、その形状はさらに小型化が進められており、手首の上で4種類のクラシックなゲームを実際にプレイすることができる。
その4種類のゲームは、虫を撃ち落とす縦型シューティングの「センティピード」、迎撃ミサイルを発射させる「ミサイルコマンド」、シンプルな卓球ゲームの「ポン」、そして「ブロック崩し」の進化版「スーパーブレークアウト」だ。
これらのゲームは、1977年から1981年に発売された家庭用ゲーム機「Atari2600(アタリ2600)」のバージョンがベースになっている。ここで当然1つの疑問が頭に浮かぶ。普通はジョイスティックを使うゲームを、どうやって腕時計型のデバイスで操作するのだろうか?
この腕時計の側面には2つの赤いボタンが備わっている。1つは普通のボタンだが、もう1つの一見すると丸型ボタンに見えるクラウン(腕時計のリューズ)コントローラーは、実はアーケードゲームのパドルコントローラーのように操作することができる。アタリ2600には、回転式ダイヤルとアクションボタンを有効的に組み合わせた独自のパドルコントローラーが付属していた。
これはアタリ2600マイプレイウォッチの最も興味深い点の1つであり、腕時計でゲームを比較的快適にプレイできるようにする可能性が感じられる。これまでスマートウォッチでゲームが快適にプレイできることはほとんどなかった。