Go Toキャンペーンの停止、緊急事態宣言の発令・延長と、コロナ禍に翻弄される日々のなかで、花の力で元気を届けたい。そんな思いから、ザ・リッツ・カールトン東京は、3月4日から14日のホワイトデーまでの期間限定で、「FLOWER POWER」アフタヌーンティーを展開する。
今回は、同ホテルで初めて、コラボレーションスタイルで提供するアフタヌーンティーとなる。それも、2つのブランドとのコラボレーションだ。
ひとつは、「ピエール・エルメ・パリ」。ザ・リッツ・カールトン東京には、世界各国でグループホテルの立ち上げに携わったジョン・ツーカンシェフ率いる優秀なペストリーチームがいるが、今回は花をテーマにしたアフタヌーンティースタンドのうち、スイーツはピエール・エルメ・パリが手がける。
「FLOWER POWER」アフタヌーンティーで提供されるピエール・エルメ・パリによるスイーツ
エルメ氏は、花やハーブなど香り要素も多用した季節の味のマカロンを提供しているが、今回は、ここでしか食べられない苺のコンフィとヴァーベナのガナッシュが入ったマカロンのほか、花を使ったスイーツを中心に揃えた。
シグネチャーであるバラとフランボワーズとライチのコンビネーション「イスパハン」や、スミレの花とカシスの「アンヴィ」、バラとジャスミンのタルトなど、かぐわしさに体の中から浄化されそうな花々のデザートが揃う。
ピエール・エルメ・パリ日本代表のリシャール・ルデュ社長は、「厳しい状況が続く中だからこそ、色彩豊かな花やスイーツがもたらす幸福感を感じて欲しい」と話す。
セットで提供されるドリンクは、コーヒーや紅茶以外にも、オプションで花をテーマにしたノンアルコールカクテルが2種類ある。
セイボリーによく合うのは、ワイングラスにエディブルフラワーが飾られ、ラベンダーやライムを使ったハーバルなもの。もう1種類は、ジュニパーベリーを使用したノンアルコールジンをベースに、ロイヤルミルクカモミールティーをミルクウォッシュしたものを合わせた優しい印象のものだ。どちらも、香りと軽やかな甘さを楽しめる。