52 Audioの情報は信頼度の点で完璧とは言い難いが、AirPods 3は、耳の内外での圧力差による不快感をなくすための通気システムを採用し、連続再生時間は第2世代と同じ5時間になるという。
さらに、52 Audioが報じた情報で最も注目すべき点は、AirPods 3ではAirPods Max(iOS 14.3以降)やAirPods Proと同様な空間オーディオ機能(Spatial Audio)が利用できるとされていることだ。
空間オーディオ機能は、前後左右から音が聞こえてくる感覚を与える3Dオーディオを実現するもので、対応コンテンツを視聴する際に映画館のような迫力あるサウンドを楽しめる。この機能は、ダイナミックヘッドトラッキング機能と連動し、例えば頭を左に向けても、音が一定の方向から聞こえてくるように感じられる。
このようなプレミアムな機能がエントリーレベルのモデルに追加されるのは、非常に嬉しいことと言えるだろう。これがもし本当であれば、AirPods 3とAirPods Proの違いは、Proが対応するノイズキャンセリング機能が、AirPods 3には無いことぐらいかもしれない。
新型のAirPodsは早ければ3月中に発売されるとされている。名前や価格については不明だが、新たなプロダクトが現行モデルのAirPodsの直接的な後継機種なのであれば、アップルはこの名称を引き継ぐと筆者は考えている。
しかし、新製品がAirPods Proと現行モデルのAirPodsの中間的な位置づけなのであれば、AirPods Pro SEやAirPods Plusのような名称になる可能性もある。3月発売説が正しいのであれば、今後さらなるリーク情報がもたらされることも考えられそうだ。