花の力で元気になる。ホワイトデー限定「FLOWER POWER」アフタヌーンティー

「FLOWER POWER」アフタヌーンティー


もう一つのコラボレーションの相手は、フラワーアーティストの東信氏が率いるクリエイター集団「AMKK(東信、花樹研究所)」。期間中には会場の「ザ・ロビーラウンジ」の中央に春の花々を使ったフラワーデコレーションが登場し、常駐するAMKKスタッフがその場で花を摘み取っては、ゲストのインスピレーションに合わせた花束を作ってプレゼントしてくれる。

1名分のアフタヌーンティーにつき一つの花束がついてくるので、2人以上で訪れた場合は人数分を一つの大きな花束にしてプレゼント、という形も可能だ。


「FLOWER POWER」アフタヌーンティー 1万5312円(税・サ込)/人

AMKKでは通常、事前予約制でオーダーメイドの花束を作るため、花を束ねる姿を目にすることはできないが、今回はみるみるうちに花束が仕上がってゆくさまも眺められ、春の息吹を感じるライブインスタレーションのような躍動感も魅力だ。

花束は、イメージや色、シチュエーションなどを伝えて作成してもらえるので、「彼女のイメージに合わせた花束を」というようなリクエストも可能。アフタヌーンティーという体験のひとときに加え、花束を持ち帰って幸せな時間を振り返り楽しむという時間軸も加えた形だ。

「衣食住といった必要不可欠なものではないかもしれませんが、花は人の気持ちに寄り添ってくれるもの」と話す東信氏だが、AMKKが飲食サービスの際にブーケ制作を行うのは初めて。「花は我々と同じ生き物で命あるもの、刻々と表情が変化し、つぼみから花咲いて朽ち果てるまでどのステージでもそれぞれの魅力があります。ただ美しいだけではない、生命としての力強さや神秘性を常に見つけ出し、表現したい」と語る。

ホテルにとって、前代未聞のコラボレーションを行った背景には、どんな思いがあるのか。

シニアマーケティングマネージャーの石村麻衣子氏は、「創業以来13年、ザ・ロビーラウンジで今回のような規模でコラボレーションのアフタヌーンティーを行うのは初の試みです。価値観が大きく変わりつつある今を、新しいことに挑戦するチャンスと捉えました。変わりつつある状況の中で、『変わらないでいる』ことより、常に新しい挑戦を続けていきたい。そんな風に、ホテル内に挑戦し続けるカルチャーを生み出すためにも、今回のイベントは重要だと思っています」と語る。



命ある花には、生き物としての力強さ、輝きがある。まもなく訪れる春、そんな花の力も借りて、心豊かに迎えたい。

文=仲山今日子

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