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2025.04.11 12:30

「恋愛の終わりを告げる」3つの小さな兆候 心が離れたサインを見逃さないために

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3.相手から離れていると安堵を覚える

健全な関係においては、離れていると慕情がつのることが多い。離れている時間が長ければ長いほど、お互いを恋しく思い、再会を心待ちにする気持ちが強くなる。真っ当な関係であれば、昔から言われている「離れている時間が相手を想う気持ちを育む」という言葉は全く正しい。だが関係が悪化している場合は、離れている時間が一時的な不在ではなく逃避のように感じられる。

例えば、週末に友人たちと旅行する計画を立てたとしよう。充実した時間にするために、メンバー以外は参加不可だ。だが旅行中、一度も「パートナーが一緒だったらよかった」と思わなかったことに気づく。

それどころか、パートナーが恋しいというよりほっとしていた。緊張感のある会話をうまく切り抜けたり、落ち込んでいるときに興味がある振りをしたりする必要はない。むしろ、帰宅して現実に戻ることを恐れている自分に気づく。離れている間に感じていた平穏な気持ちは、パートナーと再会した瞬間に消え去ることを知っている。

『ファミリー・リレーションズ』誌に2020年に掲載された研究では、うまくいっていないカップルが不満を抱えながらもなぜ一緒にいるのかを調べている。調査の結果、そうしたカップルの多くが、同居していることや子どもがいること、互いの家族が親しいといった外的要因のために関係を続けていることが分かった。

だが時が経つにつれ、そうしたカップルは現状より良い生活、あるいは良い恋愛関係があるという現実を目の当たりにする。感情面の成熟度が高まるにつれ、パートナーと離れているときの方が幸せで、気持ちが落ち着いていることに気づくかもしれない。研究に参加した多くのカップルは、そうした瞬間にパートナーと別れるという難しい決断をするための第一歩を踏み出す必要があることを悟っていた。

パートナーと一緒にいるよりも離れている方が快適だと感じる場合、それは往々にして2人の関係がもはやあなたのためにはなっていないという兆候だ。もしあなたが常に一人のときの方が気が楽だと感じたり、あるいはパートナーと一緒にいる以上のものが人生にはあるのではないかと常に考えたりしているなら、その関係を続けることが本当に自分にとって一番いいことなのか、自問するときが来たのかもしれない。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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