キャリアや人生、パーパス(人生の目標)の探求について筆者は多くの人々と話すのだが、その際に頻繁に登場する話題が何かわかるだろうか? それは「行き詰まりを感じること」だ。仕事であれ、目標であれ、ただ今後について考えているときであれ、停滞期に入るというのはいら立たしいものである。
人生で最も難しい選択はたいてい、私たちを最も前進させる選択だ。しかし、どう進めばいいのかわからないと、次に何をすべきかわからず、同じ場所にとどまりがちだ。これがキャリアの停滞につながる。
何かがおかしいと気づいているが、どう修正すべきかわからない。そもそも、実際に停滞期に入ったとき、どうすればそれがわかるのだろうか。そして、もっと重要なことは、その状況からどのように抜け出せばいいのだろう?
あなたが行き詰まっていることを示す3つの兆候と、軌道修正するための3つの方法を以下に紹介しよう。
1. 朝起きてもやる気が湧かず、寝るときまで同じ状態
Gallup(ギャラップ)の調査によれば、仕事に心からワクワクしている従業員は23%にすぎない。残りの77%は、仕事に不満やつまらなさを感じている。もし毎日がコピー&ペーストのように単調で、全くワクワクしないのであれば、それは危険信号だ。
現実的にいえば、毎日100%やる気に満ちている人などいない。やる気満々で目覚める朝もあれば、ベッドから出る気がしない朝もある。全くもって普通のことだ。しかし、そのやる気のなさがいつまでも続く場合は? ──もっと深く掘り下げるべきだ。
自分の仕事の重要性を見失うと、しばしばやる気が失われる。もしかしたら成長が止まってしまったか、初心を忘れてしまったのかもしれない。どちらにしても、やる気を取り戻す必要がある。
軌道修正の方法:自分が何にワクワクするかを見極めよう。新しいスキルを習得することだろうか? それとも、大きなプロジェクトに取り組むことだろうか?
自分だけで抱え込まず、上司にも相談して、仕事をより充実したものにする方法を考えよう。小さな変化が大きな結果を生む。興味を引かれるチャンスがあれば、手を挙げてみよう。新しい挑戦は情熱を呼び覚ます。成長は多くの場合、居心地の良い場所から一歩踏み出したときに起こる。
私生活にも投資しよう。仕事以外の趣味や情熱はエネルギーの源になり、しばしば仕事のパフォーマンスを高めてくれる。
これらすべてを試しても、まだマンネリが解消されない場合、新しい機会を探す時が来たのかもしれない。あなたは、やる気を維持できるキャリアを歩むべきだ。