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働き方

2025.02.17 08:30

「働きたくない」気持ちへの処方せん、今日からできる5つのやる気アップの取り組み

Shutterstock.com

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毎日の労働は意欲があってこそだ。だが、情熱を持って仕事し続けることは難しく、Z世代にとっては特にそうだろう。

教育などに関する情報を扱うオンライン雑誌『Intelligent.com(インテリジェント・ドット・コム)』が米国の企業の幹部約1000人を対象に行った調査によると、管理職の6人に1人が再び新卒者を採用することにためらいがあると答えている。その理由として、半数が新卒者の仕事に対する意欲の欠如を挙げている。

仕事への意欲の低下を感じているのはZ世代だけではない。世論調査会社ギャラップによると、米国の労働者の会社に対する愛着心は2024年に31%にまで落ち込み、過去10年で最低となった。多くの労働者は転職やキャリアチェンジを望みながらも、経済的な理由で現状にとどまっている。

仕事に対する意欲を維持するのが難しいと感じている場合、最善を尽くすために取り組めることがいくつかある。 意欲を高める5つの方法を紹介する。

注意散漫を減らす

ソフトウェア会社Unilyのレポートによると、労働者の約半数が仕事中、少なくとも30分に1回は注意がそれているという。 さらに衝撃的なことに、3分の1近くが少なくとも15分に1回は注意散漫になっていると回答している。仕事に対する意欲を維持する方法の1つに、マルチタスクを減らすことがある。同時に複数をこなすのではなく、1つのプロジェクトに集中するシングルタスクを取り入れるといい。

また、定期的に休憩を取ることも心がけたい。パソコンから離れることで、気分を一新できる。不必要な会議を減らすことも仕事中に注意がそれるのを最小限に抑える方法の1つだ。会議の内容が電子メールのやり取りで済ませられそうなら、非同期で作業を進めてより生産的な対話につなげることができる。

達成可能な目標を設定する

仕事に対する意欲の欠如は、過剰な負担から生じていることがある。対応できないほどの仕事を抱えている場合、達成可能な小さな目標を日々設定しよう。目標の設定と目標達成には因果関係があることが研究で示されている。PwCの調査では、週に少なくとも4つの小さな目標を設定している人は、そうでない人よりもKPI(重要業績評価指標)の目標を達成する可能性が34%高いことが明らかになっている。プロジェクトの優先順位を決め、最も重要なものを特定しよう。

また、取り組む過程で小さな成功を祝うことも大事だ。マイルストーンを設定し、達成すればやる気が高まる。タスクの優先順位付けに困るようなことがあれば、マネジャーにアドバイスを求めるといい。共に取り組んで、解決策を提示することでマネジャーを味方に変えることができる。
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翻訳=溝口慈子

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