欧州

2024.10.12 09:00

ウクライナ軍、クルスク州2カ所目の侵攻先で行き詰まる 最高峰の車両を大量に損失

スウェーデン製のCV90装甲戦闘車。2021年10月、リトアニア・パブラデ(Karolis Kavolelis / Shutterstock.com)

ところが、これらの精鋭部隊でさえ、ベショロエを越えてグルシュコボに到達するのに苦戦している。この軍勢がこの軸で前進できない限り、突出部と結んでロシア側部隊を包囲することは夢物語に終わるだろう。
攻撃が行き詰まっているウクライナ軍にとって慰めがあるとすれば、ロシア側もまたベショロエ─グルシュコボ軸での応戦に苦労していることだ。第106空挺師団などの空挺部隊による反撃はウクライナ側の攻撃と同様に、ミサイルや大砲、ドローンなどで粉砕されている。道路や付近の平原には、ウクライナ軍の車両と同じくらいの数の損傷したロシア軍車両が転がっている。
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ただ、留意すべきなのは、ロシア軍のほうがウクライナ軍よりも失える車両数に余裕があるということだ。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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