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2024.08.22 14:15

面白い会社がつまらない会社になってしまう3つの落とし穴

wavebreakmedia / Shutterstock.com

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あなたの会社は入社以来、事業構造が変化しましたか?

昨年11月に『創造する人の時代』(日経BP)を上梓後、今年4月より「創造」企業を支援するオフィスちゃたに株式会社の事業開始したところ、少なくない企業から新規事業を創造するための方法論やノウハウ・コツを求められるようになりました。経営陣やマネジメント層にとって「事業創造」が大きく重要な課題の一つであることは間違いありません。

現在、多くの企業の経営陣はちょうど日本経済がバブル経済として一種の高揚感に浸っていた時代に社会人になられた方が多いと思います。正確なデータを取得していませんが、現在の経営陣が社会人になってから経営している企業の事業ポートフォリオに大きな変化がないケースが散見されると思います。つまり、入社した時の事業構造がそのまま現在まで30年以上にわたって大きな変革を経ていないことになります。

となると、現在の経営メンバーは新規事業を作った経験が豊富ではなく、失敗の経験も乏しいのではないかと思います。これは日本の企業経営において、重大な問題と見ています。

新著『プレイステーションの舞台裏:元CTOが語る想像の16年』(オフィスちゃたにパブリッシング)で記しましたが、ちょうど今年2024年12月で発売30周年を迎える平成の日本産業史においても類稀な成功となったプラットフォーム事業であるプレイステーションの事業立ち上げに参画し、その後CTOとして歴代のプレイステーションプラットフォームの構想・開発・運営に関わる経験をしてきました。その詳細については、上述の著書をご覧いただければと思いますが、次々と新たな価値提案と価値創造を実現してきたことをご理解いただけると思います。

このコラムでは新規事業を産み出し、面白い会社にしていく事を皆さんに行っていただきたいと思い、面白い会社をつまらない会社にする3つの落とし穴について共有したいと思います。つまり、面白い会社にするには、この3つをまず会社の文化や仕組みから排除して貰いたいというものです。
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文=茶谷公之

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