第95旅団の部隊の参加は、クルスク州の戦闘地域に向かう途中の写真で明らかになった。第82旅団の部隊の参加は、悲劇的なことだが、旅団員がロシア側の待ち伏せ攻撃で死亡したことが確認されて判明した。
📷 Despite being deployed to Toretsk, the 95th Air Assault Brigade is now also participating in the Ukrainian operation in Kursk Oblast. The elite has arrived. #UkrainianArmy #RussiaUkraineWarpic.twitter.com/lstNIQHadg
— MilitaryLand.net (@Militarylandnet) August 14, 2024
More images of the ambush. Ukrainian unit, equipped with Stryker & Senator, belonged to the 82nd Air Assault Brigade.
— Julian Röpcke🇺🇦 (@JulianRoepcke) August 14, 2024
And no. I'm not “dooming” or anything.
Ukraine's extremely risky strategy of sending tiny units in 50 villages at the same time, included incidents like that. pic.twitter.com/64Uz6NRoIV
ウクライナ軍は兵力を増強したことで、ロシア側も増援部隊を送り込んでいるなかでも侵攻を長引かせていくことができるかもしれない。とはいえ留意すべきなのは、ウクライナ軍の指揮官たちがクルスク州のざっと1000平方kmの支配地域に送り込んでいる旅団や大隊の多くは、ロシアがウクライナで拡大して2年半近くたつ戦争の前線のほかの方面から移してきた兵力だということだ。それには現在、戦闘が最も激しい方面も含まれる。
ウクライナ軍の指揮官たちがポクロウシクやトレツク、チャシウヤールといった東部方面の防御を薄くしてでも、クルスク方面の攻撃を強化しているのは、彼らの優先順位とリスクをとる姿勢を物語っている。
米シンクタンク、外交政策研究所のアナリストであるロブ・リーは「ウクライナ軍がポクロウシクやトレツク、チャシウヤールといった前線の最も厳しい部分から部隊を引っ張ってきたことからすると、ウクライナがクルスク方面作戦で追求している目的が限定的なものでないのはかなり明確だ」と解説している。
ウクライナ側の目的が何なのかはまだわからないところがある。だが、ウクライナ当局がすでに、クルスク州の占領地域を管轄する行政府機関の設置について話していることも踏まえると、同州で長期的にプレゼンスを保つことが目的のひとつなのは明らかだ。ただし、それはウクライナ軍が占領地域を保持できればの話だ。