中国・四国
愛媛県在住のアール・ブリュット作家
今治里山スタジアムでは誰もが気軽に参加できる芸術やアーティストとの連携を進めている。なかでも独特な色使いで「どうぶつ」をテーマに作品を手がける石村嘉成さんに注目。2歳で自閉症と診断され、版画・アクリル画を始めると、2013年に「新エコールドパリ浮世・絵展」にて最年少で優秀賞を受賞。多くの人に感動を与えている。
「湿度」で野菜を育てる超節水農業
水と土ではなく「湿度」で野菜を育てる特許技術「Moisculture」。実際に活用しているのが、三重県多気町にある「ポモナファーム」だ。省エネ・超節水・廃液ゼロでトマトなどを栽培しており、どの野菜も栄養価が高く、味も良いと注目されている。従来の農業不適合地での栽培など、多くの課題解決に結びつくかもしれない。
VCも注目アトツギとスタートアップの融合

地方発のスタートアップがなかなか増えないなか、支援者側にとっては、アトツギベンチャーもスタートアップと定義することで両者のコミュニティの境界線が曖昧になってくると思う。今後はスタートアップ向けピッチイベントでアトツギを見る機会も増えるだろう。VCは、地方での投資はアトツギに可能性を見出しつつある。

島の女性たちが紡ぐ「直島女文楽」

おそらく日本で唯一の女性だけで構成される人形浄瑠璃の一座です。主婦ら地元の島民女性が演じていることが大きな特徴。埋もれた伝統芸能をただ再興しただけでなく、「女性」のみという新しいかたちで過去の歴史を紡ぎながら、新たな伝統芸能を創造した。担い手不足の問題に直面しているが、さらなる発展をサポートしたい。

AIにはわからない絵を描くゲーム
メディアアーティストの木原共とクリエイティブユニット「Playfool」が開発中の「outdraw.ai」。AIにはわからず、人間にはわかる絵を描くゲームで、抽象的な概念を描いた絵でもAIに識別されることがあり、かといって識別されないように描くと、人に伝わらないことも。人類にとって「表現」とは何かを考えるきっかけとなる。