寄付金で社会課題解決を 各地のコミュニティ財団
地域の社会課題解決のためには、新たな資金の流れが必要で、欠かせないのが共助の資金となる寄付金だ。地域の慈善家や寄付者から寄付を受け付け、社会貢献活動を支援する非営利組織が「コミュニティ財団」だ。現在全国に約30のコミュニティ財団があり、今後さらに増え、さまざまな連携により活動も活発化していくだろう。政治のあり方を変えるポリティカルイノベーション
まちづくりや事業創造、さらに選挙や政策形成に関わってきたなかで「ポリティカルイノベーション」つまり、「政治の世界のイノベーション」に関心がある。現在はトップダウン型の「政策形成」を、民主化・多様化させ、クロスセクターの対話・共創により、ボトムアップ型で「政策創造」する未来に可能性を感じている。海藻デザート、発酵調味料 世界に誇る新たな食文化
世界で最も海藻食文化が進んでいるといわれる日本で、海藻の収穫量は減少している。海藻文化の保守と同時に、新たな海藻文化をつくることを目的に、設立されたシーベジタブル。地下海水を使った「スジアオノリ」の陸上栽培に世界で初めて成功。海藻デザートや海藻発酵調味料など、海藻の新たな食べ方を提案する。老化研究で注目の物質「エクソソーム」
「老い」に対応可能な時代がやってくる。体内の細胞から分泌されるエクソソームは、組織間の情報の伝達や相互作用に重要な役割を果たす。一部の研究では、若返りに関与する可能性のあるエクソソームが分泌されると、細胞の再生や修復を促すとされている。化学物質ではなく自然に摂取できるエクソソームの開発に興味がある。1600年以上続く日本固有の食と海藻文化
2024年に開催された米最大規模のナチュラル・健康関連製品のトレードショー「Natural Products Expo」 で は、1,600年以上続く日本の海藻技術に世界が注目。世界的な海洋保全組織のリーダー・Vincent Doumeizelも、 自著『The Seaweed Revolution』で日本の海藻文化に言及。世界でさらに注目されるきっかけに。新たな人類のまちづくり「月面都市構想」
月では昼と夜の温度差が200度以上あり、大気もなく、重力は6分の1という人類が体験したことのない未知の過酷な環境だ。だからこそ人類が月につくる街は、世界中の課題を解決する可能性を秘めた未来都市となる。月でサスティナブル、かつまったく新しい政治や経済の機能をもつような、人類の街づくりに興味がある。