リーダーシップ

2024.01.29 09:30

すべての従業員が身につけるべき、5つのリーダーシップスキル

3. サステナビリティに関するリーダーシップ

今日のリーダーシップには、環境・社会・ガバナンス(ESG)の原則への強いコミットメントが求められる。

・戦略的ビジョニング:ESGの原則を組織の長期的ビジョンに組み込み、環境・社会・ガバナンスに与える影響を意識的に理解した上で、ビジネス上の意思決定を下すこと。

・影響力のある唱道:ESGの価値観を組織内外に伝え広めることで、ポジティブな変化を促し、利害関係者たちの支持を集める。

・倫理的な意思決定:倫理的責任と透明性を伴った選択を行なう。

4. デジタルへの適応

テクノロジーが急速に進歩し続けるなか、それが自分の役割や組織にどのような影響を与えるかを、従業員一人ひとりが常に把握しておく必要がある。

・ミーティングのテクノロジー:チームメンバー間のつながりと結束を生み出すために、デジタルツールを活用すること。これには、参加者の関心を引くインタラクションやプレゼンテーションのツールが含まれる。

・人工知能(AI):AIがチームの目標にどのような影響を与え、個人およびチームの生産性と効率をどのように高めることができるかを理解すること。

・データリテラシー:情報に基づく意思決定と効果的な社内コミュニケーションのために、データを収集・分析・活用する能力。

5. 専門的能力の開発

急速に進化する職場環境に対応するためには、生涯学習のマインドセットが必要不可欠だ。

・先を見越した学習:現在の仕事や将来の目標のために重要な学習機会を把握し、それを追究すること。

・学習の応用:新たに得た知識を仕事に取り入れ、成果や効率を向上させること。

・教えと共有:得た知識を他者と共有すること。これは、チーム全体を強化するだけでなく、自身が学んだことを補強することにもなる。

以上5つのリーダーシップスキルを培っていけば、一般従業員も自らの影響力を各段に高め、リーダーとしてみなされるようになり得る。チームのかけがえのない人材として認識されるようになるだろう。

forbes.com 原文

翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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