WOMEN

2024.01.01 08:00

フォーブスが選ぶ「2024年注目すべき女性たち」、Open AI幹部も選出

AI研究の第1人者とされる女性博士

スタンフォード大学の人間中心AI研究所(Human-Centered AI Institute)で共同所長を務めたフェイフェイ・リー博士は、AIシステムに画像認識の学習を行う際に利用されるデータベース「ImageNet」の発明者でもある。彼女が11月に出版した回顧録『The Worlds I See: Curiosity, Exploration, and Discovery at the Dawn of AI(私が見ている世界:AIの夜明けにおける好奇心、探検、発見)』は、機械学習の先駆者としての彼女の功績を幅広い層に認識させた。
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「数学はきれいだが、テクノロジーが社会に与える影響は乱雑だ。我々が創造するものは、ポジティブとネガティブの両方の影響があるため、乱雑さを認識することが重要だ」と彼女は最近行われたMITテクノロジーによるインタビューの中で述べている。

Open AIの技術部門トップの女性エンジニア

ミラ・ムラティは、1カ月の間にOpen AIのCTOから暫定CEOに昇格後、無職となり、再び同社のCTOに返り咲いた。同社の経営陣をめぐる混乱はさておき、エンジニアのムラティはAIツール「ChatGPT」と「DALL-E」の開発に貢献してきた。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは最近、タイム誌の取材に、中でムラティについて「ミラは、Open AIをスタートアップから世界で最も重要なAI企業の1つに成長させた人物だ」と述べた。

ジェンダー・ギャップ解消の推進者

レシュマ・サウジャニは、女性のエンパワーメントに情熱を捧げている。彼女は、コンピュータサイエンスの分野で活躍する女性を増やすことを目的に、2012年にNPO団体「Girls Who Code」を設立し、過去11年間で50万人以上の少女、女性、ノンバイナリーの参加者を教育してきた。彼女は2021年まで同団体の責任者を務めた後、米国における育児休暇と育児政策の改善に活動をシフトした。彼女は「ママのためのマーシャル・プラン(Marshall Plan for Moms)」(現在の名称は「マムズ・ファースト(Moms First)」)を設立した。サウジャニのもとには、米国救済計画法に含まれる児童手当の終了を心配するCEOたちからの電話がひっきりなしに掛かってくるという。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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