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2023.10.25 07:45

人、社会、地球の未来に貢献!「新・いい会社」ベスト20|ステークホルダー資本主義ランキング

9|小松製作所

総合スコア 78.7|従業員 98.0|株主 75.6
サプライヤー・地域 73.6|顧客・消費者 65.4|地球 98.2


建設機械の国内大手。2023年3月期連結決算売上高は3兆5434億円(前年比26.4%増)。営業利益は4906億円(同54.8%増)、純利益は3263億円(同45.1%増)。

評価ポイント|品質と信頼性の追求を経営の基本に置き、顧客との信頼関係の構築を重視。平均使用期間10〜15年の建設機械の導入からメンテナンス、部品供給、オーバーホール、中古車下取り・再販まで、ライフサイクルに沿ったサポートを提供している。

10|アドバンテスト

総合スコア 78.7|従業員 84.4|株主 90.4
サプライヤー・地域 62.0|顧客・消費者 71.4|地球 94.9


半導体検査装置大手。2023年3月期の連結決算売上高は5601億円(前年比34.4%増)。営業利益は1676億円(同46.2%増)、純利益は1304億円(同49.4%増)。

評価ポイント|一人当たりの労働生産性(売上高総利益/従業員数)の高さがステークホルダー資本のスコア向上に寄与。コアバリューを浸透させるために、全管理職を対象としたリーダーシップ・ワークショップを開催するなど組織力の強化に励む。

11|オリンパス

総合スコア 78.7|従業員 98.9|株主 89.8
サプライヤー・地域 66.6|顧客・消費者 43.3|地球 99.9


内視鏡に強みをもつメドテックカンパニー。2023年3月期の連結決算売上高は8819億円(前年比17.6%増)。営業利益は1866億円(同27.7%増)、純利益は1434億円(同23.9%増)。

評価ポイント|2019年に新たな企業変革プランを発表し、多角的なESG経営を実施している。対象疾患の治療レベル向上への取り組みや、医療品の安全かつ適正な使用・普及のための医療従事者向けトレーニングなど、高いイノベーションマネジメントが高スコアにつながった。

12|ダイキン工業

総合スコア 78.4|従業員 99.5|株主 79.1
サプライヤー・地域 74.0|顧客・消費者 54.6|地球 98.1


業務用・家庭用エアコンメーカー大手。2023年3月期の連結決算売上高は3兆9815億円(前年比28.1%増)。営業利益は3770億円(同19.2%増)、純利益は2577億円(同18.4%増)。

評価ポイント|ESG全般におけるリスク対応力を把握するために、サプライチェーンCSR推進ガイドライン遵守状況の調査やグリーン調達ガイドラインの開示など、ステークホルダーを巻き込んだESG経営が強み。CSR調達の取り組みレベルが高い取引先(達成度Aクラス)の率は75%。
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編集=瀬戸久美子 解析・評価=サステナブル・ラボ

この記事は 「Forbes JAPAN 2023年12月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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