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2023.10.25 07:45

人、社会、地球の未来に貢献!「新・いい会社」ベスト20|ステークホルダー資本主義ランキング

13|島津製作所

総合スコア 78.2|従業員 75.8|株主 90.0
サプライヤー・地域 59.5|顧客・消費者 78.7|地球 98.4


計測、医用、航空・産業機器などを手がける精密機器大手。2023年3月期の連結決算売上高は4822億円(前年比12.6%増)。営業利益は682億円(同6.9%増)、純利益は520億円(同10.1%増)。

評価ポイント|品質マネジメント国際規格ISO9001認証を1994年に取得。医療機器はISO13485認証を、航空機器はJISQ9100認証を取得。品質マネジメントシステムのPDCAを通じて顧客満足の向上に取り組む。クオリティセンターを設置するなど、信頼性の担保にも注力している。

14|ソニーグループ

総合スコア 77.9|従業員 99.4|株主 80.1
サプライヤー・地域 67.5|顧客・消費者 49.6|地球 99.1


グローバルに事業を展開する電機メーカー。2023年3月期の連結決算売上高は11兆5398億円(前年比16.3%増)。営業利益は1兆2082億円(同0.5%増)、純利益は9371億円(同6.2%増)。

評価ポイント|2021年度は8社、22年度は9社を対象にリチウムイオンバッテリーのサプライヤー調査を実施。サプライチェーン上に23社のコバルト精製所と22社のコバルト製錬所があることを特定し、すべてRMAP準拠またはRMAPに基づく第三者監査が進行中・準備中であると確認済み。

15|丸紅

総合スコア 77.7|従業員 95.5|株主 82.5
サプライヤー・地域 65.1|顧客・消費者 55.3|地球 99.2


穀物や電力に強い大手総合商社。2023年3月期の連結決算売上高は9兆1904億円(前年比8.0%増)。営業利益は3408億円(同19.8%増)、純利益は5430億円(同28.0%増)。

評価ポイント|食の安心・安全に関する取り組み方針を掲げる。農畜水産物と加工食品は自社による情報収集や安全確認に加えて、商品特性やリスクに応じて専門家による取引先での工場調査も実施。農産物の残留農薬リスク管理を重要事項と位置づけ、取引前の事前調査や承認体制などを構築。

16|中外製薬

総合スコア 77.6|従業員 78.8|株主 91.5
サプライヤー・地域 65.0|顧客・消費者 67.8|地球 83.4


ロシュ・グループの製薬大手。2022年12月期の連結決算売上高は1兆2599億円(前年比26.0%増)。営業利益は5333億円(同26.4%増)、純利益は3744億円(同23.6%増)。

評価ポイント|患者団体とのダイアログや経営層参加型の社内ダイアログを実施するなど社内外の対話を重視。サステナビリティ・インデックスの結果やESGに対する外部評価を通じて自社を客観的に検証し、改善につなげるなど、ステークホルダーとのコミュニケーション力の高さが際立つ。
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編集=瀬戸久美子 解析・評価=サステナブル・ラボ

この記事は 「Forbes JAPAN 2023年12月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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