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2023.10.25 07:45

人、社会、地球の未来に貢献!「新・いい会社」ベスト20|ステークホルダー資本主義ランキング

4|ヤマハ

総合スコア 80.6|従業員 93.4|株主 74.0
サプライヤー・地域 84.2|顧客・消費者 73.7|地球 85.9


楽器メーカー大手。2023年3月期の連結決算売上高は4514億円(前年比10.6%増)。営業利益は464億円(同5.8%減)、純利益は381億円(同2.5%増)。

評価ポイント|日本、中国、インドネシア、マレーシア、インドに拠点を構え、世界中から原材料や部品などを調達する同社はサプライチェーンにおけるサステナビリティを高レベルで推進。情報開示、点検体制の構築、通報窓口設置まで徹底した取り組みが好影響。

5|富士フイルムホールディングス

総合スコア 80.6|従業員 98.5|株主 61.2
サプライヤー・地域 79.8|顧客・消費者 60.5|地球 99.6


ヘルスケア事業などを展開。2023年3月期連結決算売上高は2兆8590億円(前年比13.2%増)。営業利益は2730億円(同18.9%増)、純利益は2194億円(同3.9%増)。

評価ポイント|2030年までに環境、倫理、人権などのCSR基盤をサプライチェーン全体で強化する目標を掲げる。22年度はグループ各社の国内外調達先に行動憲章・行動規範を周知し、733社の同意書を回収。調達先と一体になってCSRに取り組む姿勢が強み。

6|村田製作所

総合スコア 79.3|従業員 99.1|株主 81.6
サプライヤー・地域 67.1|顧客・消費者 68.6|地球 93.7


電子部品メーカー。2023年3月期の連結決算売上高は1兆6867億円(前年比6.9%減)。営業利益は2978億円(同29.8%減)、純利益は2536億円(同19.2%減)。

評価ポイント|2021年度に海外を含む全従業員約7万5000人を対象に実施したサーベイ調査では、エンゲージメントの肯定回答比率が68%と19年度の調査から約10ポイント上昇。安全衛生の推進や健康経営に注力している点がスコアに表れている。

7|トヨタ自動車

総合スコア 79.0|従業員 99.9|株主 82.5
サプライヤー・地域 59.9|顧客・消費者 63.2|地球 99.3


自動車メーカー。2023年3月期連結決算売上高は37兆1542億円(前年比18.4%増)。営業利益は2兆7250億円(同9.0%減)、純利益は2兆4513億円(同14.0%減)。

評価ポイント|自分の成長を実感できた従業員の割合82.3%、会社に満足している従業員の割合77.2%(ともに単体)など従業員エンゲージメントの高さが際立つ。2020年から評価や上司面談結果情報などの一元管理システムを導入。一貫性のある育成と配置を進める。

8|SGホールディングス

総合スコア 78.8|従業員 99.2|株主 93.0
サプライヤー・地域 65.3|顧客・消費者 43.3 |地球 99.5


評価ポイント|日本全国にいる500人を超えるメンバーが物流の課題解決を提案するグループ横断型のロジスティクスプロジェクトでシナジーを発揮。人的リソースの不足が懸念される物流業界で、率先して人的資本経営に取り組む。
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編集=瀬戸久美子 解析・評価=サステナブル・ラボ

この記事は 「Forbes JAPAN 2023年12月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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