「一流」にこだわりあり。自身の経験を生かして未来のバレエダンサーと海外の架け橋になりたい。
小﨑華(UNBLANCHE代表取締役CEO):3歳でバレエを始め、8歳でNYにあるリンカーンセンターの舞台を見て「ここで踊る」と決意。12歳で単身カナダに留学し、ロンドン、モナコなどのバレエ学校を経て、18歳でNYのバレエ団に入団しました。その後もプロとして多くの舞台に立ってきましたが、苦労も多かった。その経験から、退団、帰国後に、未来のバレエダンサーを教育・育成するUNBLANCHEを起業。これまでのキャリアで培ってきた海外バレエ団とのコネクションを活用して、「食べていけるバレエダンサー」を育成中です。これは薙野さんとの共通点でもあるのですが、こだわっているのは、常に「一流」に触れさせること。それを感じてもらうために、毎年数人のメンバーをバレエ学校ではなくバレエ団に送り込み、プロと同じ舞台に立つ体験留学を実施しています。成長に必要なのは、ティーチングではなくコーチング。体験からかみ砕いて考え、自力で答えを出すことが成長への近道。答えは教えませんが、その手助けはおせっかいなくらいにやっています(笑)。薙野さんは、初対面のときから私の事業に興味をもってくださり、ビジネスモデルやバレエの話を「いいね」「すごいね」と聞いてくれて。人材育成に対する強い熱意は、ふたりの共通点ですね。
「エグゼクティブ異種交遊録」は、能動的に出会いを求めるアクティブな経営者たちを繋ぐ「場」と「機会」を提供するコミュニティ、Forbes JAPAN SALONの会員をつなぐ連載です。