Russian inflatable T-72B’s, likely from the 45th Separate Camouflage Engineer Regiment, the unit specialises in inflatable vehicles, check below for a full run down of the 45th Separate Camouflage Engineer Regiment. pic.twitter.com/9R8o7btMkf
— AFV Recognition (@AFVRec_) September 25, 2023
これらのデコイの目的は明白だ。敵の注意を引きつけてドローンや砲撃で攻撃させ、高価な砲弾やミサイルを安価なデコイに使わせることができる。デコイの値段は1万ドル(約150万円)程度なのに対し、ウクライナ軍のGPS誘導砲弾エクスカリバーは7万ドル(約1040万円)もする。
第45連隊は、1980年に創設されて後にアフガニスタンで戦った第45工兵・土木工兵連隊の流れをくんでいる。モスクワ東部のウラジーミル州を拠点とする同連隊は2006年にデコイの展開を任務として課されたが、その後すぐに解散した。
ロシアは2017年に同連隊を再編成し、スホーイ戦闘機やS-300防空ミサイルシステムの砲台、T-72戦車などロシア軍の主力兵器を真似たデコイを与えた。
第45連隊の工兵は、空気が抜かれたデコイを見せかけの遺体袋に詰め込み、カマズ社製のトラックに乗る。ロシア紙イズベスチヤによると、「数分で」デコイを膨らませることができる。
十分な訓練を受けたドローン操縦士は、細部の欠如や、砲身などのたるんだ部分を支える棒が落とす影からデコイを判別できる。夜間であれば、本物の車両が出す特徴的な熱を探すことでデコイと本物を見分けることもできる。また、電子戦のスペシャリストは、電磁波の放射でデコイと本物を見分けることができる。
A thread of inflatable vehicles I seen whilst researching the 45th Separate Engineer Camouflage Regiment Mil No.58142, based at Inzhenerny 1. The regiment uses inflatable ‘vehicles’ of all kinds, these are surprisingly not just MBT’s and APC’s yet full S-300 batteries and radars. pic.twitter.com/9innfuxe36
— AFV Recognition (@AFVRec_) January 7, 2023