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2023.07.20 16:30

アマゾンでアパレルを購入する理由。米国でよく購入されているのは?

Amazonのアパレル購入者の年齢別・世帯年収別内訳

プライム会員に関する分析に加え、Amazonでアパレルを購入する消費者について、年齢と世帯収入別に評価、分析した結果が以下の通りです。

年齢別

・Amazonのアパレル購入者は年齢別でみると、ミレニアル世代を中心とした30ー44歳が最も高い割合となっています。次いで、Z世代でも高めの18ー29歳が多くなっています(図3参照)。

・Amazonでのアパレル購入率は、60歳以上の消費者層で低下します。なお、この質問の対象者は、過去12カ月間にAmazonでアパレルを購入したことのあるインターネットユーザーであるため、この年齢による落ち込みは、高齢者層におけるインターネット利用やアパレル購入者層の薄さに起因するものではありません。

図3. 過去12カ月間にAmazonでアパレルを購入した米国消費者の年齢層別内訳
(図内の訳、コメント「30ー44歳が最も高く、60歳以上で低くなっている」)
対象:過去12カ月間にAmazonでアパレルを購入した18歳以上の米国消費者1803名
出典:Coresight Research

世帯収入別

・世帯収入別に見ると、Amazonでのアパレル購入率の最も高い層は、世帯収入15万ドルから20万ドルの富裕層が最も高い割合となっています。このことは、全体的に買い物客数が減少しているにもかかわらず、同社の売上が好調であることにつながっていると思われます。

・一方で、世帯収入の低い層では、割合が低いことが分かります(図4参照)。

図4. 過去12カ月間にAmazonでアパレルを購入した米国消費者の世帯収入別内訳
(図内の訳、コメント「Amazonでアパレルを購入した消費者の世帯収入別内訳は、世帯収入の高い層で最も高く、低い層では低くなっている」)
対象:過去12カ月間にAmazonでアパレルを購入した18歳以上の米国消費者1803名
出典:Coresight Research

Amazonでのアパレル購入支出額が減少

今年、Amazonのアパレル購入者の53.1%が、過去12カ月にAmazonでアパレルへの支出額と同程度を支出したと回答し、前年比で2.9ポイント減少しました。また、支出額が増えたと回答した割合は28.6%で前年より増え、少ないと回答した人の割合も増えました(図5参照)。

図5. Amazonのアパレル購入者が過去12カ月と比較したAmazonでのアパレル支出(回答者の割合)
(図内の訳、選択肢左から「支出は同程度」「支出は減った」「支出は増えた(初めての購入も含む)
コメント「Amazonでのアパレル購入が過去12カ月と同程度の支出額だったと回答した人の割合は前年比で減少」)
対象:過去12カ月間にAmazonでアパレルを購入したことのある18歳以上の米国消費者(2020年1308人、2021年1818人、2022年1158人、2023年1233人)
出典:Coresight Research
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文=RxR Innovation Initiative

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