出会いやコミュニティの生まれる場所がスナック。刺激的かつ楽しいひと時を過ごしたいですね。
加島林衛:日本の古美術と現代美術の魅力を国内外に周知することが僕の使命です。保守的な業界ですが、美術品を一部の特権階級のたしなみから、誰もが楽しめるような環境を整えて、よりよい市場を創造したいと日々仕事をしています。「日本美術商の革命児」と言ってもらえるのはありがたいのですが、どちらかというと「異端児」扱いのような……。だから同業者や関係者がよく来るような店は敬遠しがちです(笑)。スナックは歌えるし盛り上がれるし、新しい出会いやコミュニティが生まれる場所だと思う。ビジネスでは出会えないような新鮮な顔ぶれと仲よくなれる絶好の遊び場でもあります。松井くんもそこで出会ったひとり。歌もうまいし、ファッションセンスもあり、初対面のときからキレ者なのがビシビシ伝わってきました。人としてダメなところがあるのも魅力的ですし、彼が語る未来像にワクワクしたりもします。
この店は、以前ここにあったスナック「モーゼの寄り道」という憩いの場がなくなるのが寂しくて、継承したもの。「会心の一撃」という店名はドラクエからの着想です。日替わり制の14人のママたちを中心に、多彩なコミュニティができています。早くなじむには、ママやお客さんと話すのがいちばん。カラオケの履歴も要チェック!
「エグゼクティブ異種交遊録」は、能動的に出会いを求めるアクティブな経営者たちを繋ぐ「場」と「機会」を提供するコミュニティ、Forbes JAPAN SALONの会員をつなぐ連載です。