Windows 11のタスクバーにも「新しいBing」が統合されている
日本は7割のユーザーが「Bingに満足」
マイクロソフトは、自ら思考するように情報をアウトプットするジェネレーティブAIを「Copilot=副操縦士」と呼び、ウェブ検索やオフィス統合ツールなどにおいてユーザーの日常的なタスクを支援する相棒として位置づけている。ちなみにBingを支えている一連の技術スタックはマイクロソフトが開発した「Prometheus(プロメテウス)」という独自のAIモデルだ。ギリシャ神話の中に登場する神、プロメテウスは人間の創造主とも記述されている。
マイクロソフトのプロメテウスの土台になるAIモデルはOpenAIのGPT-4だ。マイクロソフトの担当者は「GPT-4が元から備える知識の範囲が限定的だったため、これにマイクロソフトのBingが過去に収集した情報をドッキングしてPrometheusを完成させた」と伝えている。最新のホットなスポーツ情報、音楽ヒットチャートの動向なども、プロメテウスを素地とするBingは答えられる。筆者もmacOS版のEdgeに搭載するBingをよく活用しているが、日本国内の時事にもBingは割と広く精通する印象を受ける。