登壇者は、自民党Web3PT(プロジェクトチーム)の座長を担う平将明、ITジャーナリストの湯川鶴章、そしてAstar Networkファウンダーの渡辺創太の3人。モデレーターには、Forbes JAPAN 執行役員 Web編集長の谷本有香が務めた。
平は、デジタル政策から宇宙政策まで担当してきた実績を持つ人物。「今年1月に自民党にNFTの政策検討プロジェクトチームを立ち上げました。ブロックチェーン、暗号資産があって、その上にNFTがあって、その先にメタバースなどが存在し、全体的にDAOがかかってくる。そういった全体像を俯瞰していかないと、という意識が高まり、プロジェクトチームがホワイトペーパーという提言を発表しました」。
岸田総理が「Web3は、日本の経済成長にも繋がると確信」と発言したことからも、国内のWeb3に於ける機運は、今年から高まっている。
湯川は、インターネット創設期にシリコンバレーに滞在し、ずっとITの可能性を追いかけてきた人物。「Web3は、久々の大きな波、という印象です。自分自身、1年以上前から熱病に侵されたようにWeb3を研究してきましたが、最近では、ダウ総研プロジェクトにも参画しています」
渡辺は、日本発のパブリックブロックチェーンを扱う会社の代表。「Web3というと、昨今注目を集めているのですが、今は、インフラストラクチャーの整備期間かなという段階。ブロックチェーン同士が繋がっていない問題があって、それを解決するプラットフォームを弊社で作っています。自身の活動としては、日本ブロックチェーン協会の理事や電通、丸井、GMOさんのアドバイザーもさせていただいています」