世界でも急成長分野で、企業価値10億ドル以上のユニコーンは179社に上る。そのうち4割は、2021年以降にユニコーンとなった。
日本でも政府の骨太に「インパクトを資本主義の評価尺度としていく」と明記し、機運が高まり始めている。そうしたなか、10月14日、インパクトスタートアップのエコシステム構築を目指し「インパクトスタートアップ協会」が設立された。
Forbes JAPANでも9月号で特集を組んだが、その表紙を飾ったユニファ、ライフイズテック、READY FOR、ベラルボニー、五常・アンド・カンパニーが、発起人となった。
設立発表会では、岸田文雄首相からのビデオメッセージもあり、次のように語った。
「社会起業家をはじめとするスタートアップが、社会課題を成長のエンジンに転換し持続可能な経済社会を実現する『新しい資本主義』の考え方を体現するものと考えています」
二兎を追って二兎を得る。そんなスタートアップを日本からも生み出すための体制が整い始めている。