そして2015年、マッサーウェは職人による少量生産の手作りフードを顧客に販売し始めた。それは、ペットに贅沢で人間並みの品質の食事を提供することを目指す新しいムーブメントの一部となった。
サンフランシスコのミッション地区にある新レストランDogueは、その自然な進化形だった。
このレストランは、ソーシャルメディア上で激しい論争を巻き起こしている。「人々は飢えに苦しみ、必死に働き、税金で適切なケアを受けられないのに、犬に75ドル以上の食事をさせるのか?」TheBlkCassanovaはTwitterでこう書いている。「私は愛犬家ですが、特にSFでの生活は高いので、不要なものもあります」
「料理は他のサンフランシスコのレストランと同じように値段が高いが、本当にバカになった気分になれるという利点がある」と、Twitterユーザーの@QuicksandClubはいった。
しかし、ファンもたくさんいる。「願わくば、多くのドッグレストランの最初の1つになって」と、@shikokubarbieはツイートした。別のTwitterユーザーである@BernieBuxxxも、Dogueに興奮した。「私の愛犬がいろいろな料理を体験できるよう、SF中にこうしたレストランが増えることを願っています」と語っている。
愛犬に優しいレストランは、これが米国初ではない。カリフォルニア州パシフィカには、AnnaBee(アンナビー)というカジュアルなドッグカフェがあり、また、人間とペットの両方のメニューを提供するレストランも全米にある。ミネアポリスのThe Block(ブロック)では、ターキーミートローフやパップバーガーなどのペットメニューがあり、床暖房のある犬用のPawtio(パウティオ)は年中無休で営業している。ニューヨークのThe Wilson(ウィルソン)には、24ドル(約3500円)のグリルステーキなどの犬用メニューがある。Shake Shack(シェイク・シャック)でも、プッチーニやバッグ・オ・ボーンズのような犬用おやつを提供している。
しかし、犬専用の高級レストランで犬用のメニューがあるのは、間違いなくDogueが初めてだ。そしてどうやらとても美味しいらしい。
(forbes.com 原文)