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GMが支援する自動運転テクノロジー企業「クルーズ」は、自動車業界の枠を超え、航空業界のベテランたちの力を借りてロボットタクシーサービスを構築しようとしている。

サンフランシスコ本拠のクルーズは今年1月に、デルタ航空でCOOを務めたギル・ウェストを、同社のCOOとして採用した。さらに、元サウスウエスト航空のアンソニー・グレゴリーと、ヴァージン・アトランティック航空の前COOのフィル・マハーの2人を、バイスプレジデントとして迎え入れた。

ウェストはフォーブスの取材に対し、「クルーズが航空業界のベテランを採用するのは、航空会社のビジネスと、自動運転車両を活用したビジネスに共通点があるからだ」と話した。

「その一つは、安全性に関わる問題だ。航空業界は、過去100年にわたる経験とプロセスがあるが、これらは自動運転車両の開発やロボットタクシーにおいても重要なものだ。航空会社はオペレーションが重要だが、目的に合わせて設計されたハイテク車両を開発するクルーズも同じ目標に向かっている」とウエストは語る。

「そして、それは技術だけの問題ではない。何十年も使えることが重要で、航空会社の場合は、30年間や40年間にも及ぶオペレーションが求められる。自動運転車両の場合は、膨大な走行距離を想定している」

クルーズは、電動のシボレー・ボルトの自動運転テストをほぼサンフランシスコのみで行っており、2020年12月からはセーフティードライバーを同乗させずに走行している。同社は、カリフォルニア州からロボットタクシーに乗客を乗せる許可を得ているが、州の規則はまだ、有料のサービスを認めていない。

クルーズは、2023年までにドバイで商用のロボットタクシーサービスを開始する計画を発表しており、近い将来に米国で商用サービスを開始する計画だ。

GMに加えホンダやソフトバンク、ウォルマートから累計110億ドル(1兆2100億円)を調達したクルーズは、世界で最も資金力のある自動運転開発企業の1社で、約2000人の従業員を擁している。同社は、アルファベット傘下の「ウェイモ」や、フォードとフォルクスワーゲン(VW)が出資する「アルゴAI」、アマゾンの「Zoox」、現代自動車の「Motional」などと並んで、今後数年以内に商用ロボットタクシーサービスを開始しようとしている。

編集=上田裕資

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