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(C)Aurora

アルファベット傘下のウェイモや、GMのクルーズなどの自動運転テクノロジー企業は、主に都市部の道路を低速で運行するロボットタクシーの実現を目指している。しかし、彼らのライバル企業である「オーロラ(Aurora)」は、ハイウェイなどを高速で走行するロボットタクシーの開発に注力し、2024年のサービス開始を目指している。

オーロラは昨年末にウーバーの自動運転車部門ATGを買収し、ウーバー側もオーロラに出資を行い、提携関係を築いている。

オーロラはウーバーから入手したデータを活用し、自社のロボットタクシー開発を加速させようとしている。同社がこのデータから得た最も重要なことは、「配車サービスの車両の最高速度が多くの場合時速50マイル(80キロ)を超えており、郊外ではそれ以上の速度に達していることだ」と、オーロラの共同創業者のスターリング・アンダーソンは述べている。

そのことを前提にすると、時速25マイルで安定的に走行できる車両を開発するだけでは、十分なニーズを満たせない可能性があるとアンダーソンは指摘する。彼は、テスラのオートパイロットプログラムの開発を主導した後、オーロラに入社した。

元グーグルの自動運転プロジェクトの責任者のクリス・アームソンとカーネギーメロン大学のコンピューター科学者であるドリュー・バグネルらが設立したオーロラは、昨年、ロボットタクシーよりも直近の収益性が高いトラック輸送分野への注力を開始した。

しかし、7月中旬にSPACとの合併による株式公開を発表したオーロラは、ロボットタクシーの開発が継続中で、2024年までに完成予定であることを強調した。

オーロラは、シリコンバレーの投資家のリード・ホフマンやジンガの創業者のマーク・ピンカス、マイケル・トンプソンが設立したSPACの「Reinvent Technology Partners Y」と合併して上場し、約20億ドルの調達を目指している。トヨタやウーバー、ボルボ、トラックメーカーのPACCARなどの支援を受けるオーロラは、ウェイモやクルーズなどの自動運転分野の大手に対抗しようとしている。

ウーバーのデータを自動運転に活用


ロボットタクシーを展開する上でのオーロラの強みは、ウーバーの詳細な走行データにアクセス可能なことだとアンダーソンは述べている。データを活用することで、どの都市で最初にサービスを開始すべきかも判断できるという。

オーロラはまた、トヨタの協力を得て、自動運転に最適な車両のプランニングを行っている。

ウェイモもオーロラと同様に、自動運転トラックの実用化を目指しているが、オーロラはトラック輸送の現場でも、ウーバーから入手したデータを活用できる。自動運転トラックのオペレーションにおいても、事前に入手したデータは大きく役立つことになる。

「私たちは、一度にすべてのことができるとは考えていない。ウーバーから入手したデータは、まず自動運転トラックのオペレーションで活用した後に、近似したルートを走行するロボットタクシーで活用する」と、アンダーソンは話した。

編集=上田裕資

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