私がみんなの「ゲートウェイ」に。卒ブルゾンちえみ・藤原史織のこれから

藤原史織


──過去の日記を読んで、昔と変わってないじゃん。でも、だめだと思うんじゃなくて勇気付けられたって、前のインタビューでおっしゃってましたよね。自分の性格とどう付き合っていけばいいかを考えればいいんだと、若くして気づかれるのはすごいと思いました。そもそも、中学2年生で何がきっかけで日記をつけようと思ったのですか。
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私はもともと本みたいな分厚いノートが好きで「分厚いノートの極みじゃん」と本屋でこのノートを見つけたのがきっかけで。ノートを文字でいっぱいに埋めることを楽しんでたのかもしれませんね。

──中学2年生で書いた日記を読み返したのは何歳ごろですか。

去年ぐらいですね。中2、中3のころの分を読み返したんです。同級生のこと語る番組があって、その人について書いてるかもしれないと思って読んだのですが、本当に鮮明に思い出しました。
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それに、周りがどうこうというよりは、自分が楽しいと思ったことをやることが、自分の中で優先順位の1位になってたなと強く感じました。これは、もうだめだ、と。人の意見をそう簡単には聞かない。誰でも全ての意見をはねのけるわけではないですが、頑固者だと痛感しましたね。

──自分の嫌なところをみることは、逆に自信につながったりしますよね。

冷静に自分を見られる。自分自身のことって自分が一番わかるけどわかっていない部分や、時間が経たないとわからない部分とかありますよね。つい数カ月前に書いたことが自分で信じられなかったり、バカだなあと思ったり。外から意見をもらうこともありますが、自分自身と向き合うだけで発見があるのは面白いと思います。

マイノートを手にする藤原史織さん
聞き手の藤吉編集長(左)と、過去の日記を紹介する藤原史織さん

──成功者の共通点は自分を客観化できることなんですよね。いま史織さんはnoteで、池波正太郎さんの「男の作法」の目次を真似て、同じタイトルでコラムを書いているんですよね。

「男の作法」の本の目次が、感情、吐露、旅行、休日など結構、書きやすいテーマに分かれているんです。池波正太郎さんの目線で書かれていることも面白かったですし、じゃあ私だったらどうだろうな?と思い、始めてみました。特にエッセイを読んでいると、自分の考えって忘れちゃうんですよね。

今回は読みながら、メモする意味でブログを書こうということでやっています。

──noteを読みましたが、面白かったです。それでは、皆さんから届いた質問を聞いてみましょうか。まず、強いハートを保つための習慣はありますか。

いや〜、私も弱いと思います。グラグラすることもありますが、あっちゃこっちゃせずに、自分の信じている友達や本当に信頼している本の言葉とか、自分軸にあるものから言葉をもらう。ヒントが欲しかったり、弱ってるときは色々慰めてもらいたかったりしますが、逆に迷っちゃうことが多いので。悩んだ時に相談する人は決まってますね。

私はノートにも、自分に都合の良い言葉を集めてるんです(笑)このノートにはForbesさんの記事の切り抜きなどを貼ってるんですが、迷ったときにこれを読み返すとそうだよなと思えます。最近も「勇気ある選択で怖くなったですか」と聞かれるんですけど、迷った時に助けてくれる言葉をヒントにします。

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文=督あかり

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