【重要なお知らせ:当社を装った偽サイトにご注意ください】

食&酒

2025.04.08 16:30

ワインのラベルが「難解」すぎる? 読み解くための6つのヒント

Shutterstock.com

Shutterstock.com

ワインを買おうとするとき、突然「抜き打ちテスト」を受けさせられるような気分になることがある──ずらりとボトルが並んだ棚の前に立ち、すばらしい発見をすることになるのか、それとも高くつく失敗をしようとしているのかと考えを巡らせながら、外国の言葉や数字、芸術的な、あるいは装飾的なデザインのラベルを、目を凝らしてじっと見つめるのだ。

だが、心配することはない。ソムリエの資格がなくても、ワインのラベルを読み取ることはできる。注目すべき重要なポイントがわかれば、「これだ」という1本を選び出すことは、ずっと簡単になる。

ラベルに書かれていることについて、まず知っておきたいのは次の6つのことだ。

ワイナリー名

これは、かなり簡単に理解できることだろう。大半のラベルは、目立ちやすいところにワイナリーか生産者の名前を記している。それらの中には、有名なもの(シャトー・マルゴーやロバート・モンダヴィなど)もあれば、それほど知られていないものもある。

よく知らない名前なら、インターネットで検索したり、ワインショップの店員に聞いてみたりすれば、どのような生産者なのか、ある程度は理解することができるはずだ。

それが有名なワイナリーなら、「一貫性」を期待することができる。一方、より規模が小さく、あまり知られていないワイナリーなら、「隠れた逸品」を見つけることができるかもしれない。

ブドウの品種

すべてのワインに、使っているブドウの品種が明記されているわけではない。だが、記載されているなら、それも役に立つ情報だ。シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、あるいはその他のよく聞く品種名が書かれていれば、そのワインがどのようなものか、大体の見当がつくはず。

ただ、一部の地域(特に欧州)のワインは、ブドウの品種ではなく産地を記載している場合がある。例えば、ラベルに「シャブリ」と書かれていれば、それは「(仏ブルゴーニュ地方の)シャブリ地区で栽培されたシャルドネを使用している」という意味だ。

同様に「キャンティ」は「イタリア・トスカーナ州のキャンティ地方で栽培される(黒ブドウ品種の)サンジョヴェーゼ」が主体、「ボルドー」の多くは、「仏ボルドー地方産のブドウを使ったブレンドで、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローその他を使用している」ものだ。また、品種についてはよくわからなくても、少し調べればすぐに確認することができるだろう。

産地

コーヒー豆やチーズと同じように、ワインのフレーバーも生産された場所から影響を受ける。カリフォルニア産のカベルネは大抵、ボルドー産より力強く、よりフルーティーだ。一方、ボルドー産はより土の香りを感じる、バランスのとれた味わいになる。

次ページ > 味も質も「ラベルで想像できる」

編集=木内涼子

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事